クリアコードがインターンシップを実施する理由 - 2013-06-20 - ククログ

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クリアコードがインターンシップを実施する理由

こんにちは。初代社長の南です。クリアコードでは開発以外のあらゆる業務を担当しています。

はじめに

2013年6月18日にTAMA協会主催のキャリア体験フェア2013が開催されました。このイベントではTAMA地域の学生さんと企業がインターンシップのマッチングを行いました。クリアコードはインターンを受け入れる側の企業として初めて参加しました。クリアコードの他には、IT関連や金融、製造業など幅広い業種の12社が参加していました。学生さんは100名近く参加していたようです。

マッチングでは、クリアコードのインターンシップに興味をもってくれた学生さんに対して、業務内容とインターンシップの概要を説明しました。面談は1回あたり15分で合計5回行ったのですが、参加している学生さんのほとんどが経済学部や文学部といった文系の方1で、IT業界には興味はあるけれどプログラミングの経験がほとんどない方ばかりでしたので、クリアコードのインターンシップの応募条件を満たす方には出会えませんでした。

そのような状況でしたので、最初2回は業務内容とインターンシップの説明をしましたが、3回目と4回目はなぜクリアコードはインターンシップを行うのかという話、5回目は就職活動の事例紹介として、筆者の就職活動の話やクリアコードで働くまでの経緯を紹介しました。合計5回の面談を通じて、学生さんの反応が良かった2のはなぜインターンシップを行うのかという話と筆者の就職活動の話でした。

そこで今回は、学生さんがインターンシップ先を検討するときのアドバイスも兼ねて、なぜクリアコードがインターンシップを行うのかを紹介します。

なぜインターンシップを行うのか

インターンシップを実施する企業は、なんらかの目的を達成するためにインターンシップという手段を選んでいることでしょう。クリアコードは、4つの目的を達成するためにインターンシップを実施します。

インターンシップを実施する4つの目的

クリアコードが掲げている目的は次の4つです。クリアコードは、クリアなコードやフリーソフトウェアを大切にしていて、それらにつながった目的になっています。

  • 採用につなげる
    • インターンシップを通じてクリアコードのことを知ってもらい、クリアコードを就職先として考えてもらいたい。クリアコードの開発者は業務としてフリーソフトウェアを開発するので、クリアコードの開発者が増えるとフリーソフトウェアへの貢献につながります。
  • フリーソフトウェア開発者を増やす
    • インターンがインターンシップ終了後もフリーソフトウェア開発を続けるようになってほしい。インターンがフリーソフトウェア開発者になれば、フリーソフトウェアへの貢献につながります。
  • よいコードを書く人を増やす
    • 自分達が出会うコードがきれいであってほしい。インターンがよいコードを書くスキルを身につけ、それを実践するようになれば、クリアなコードが増えます。こうしてクリアなコードをさらに広めていきたいです。
  • 伝える技術を磨く
    • クリアコードが持っているノウハウや技術を効率よく伝える方法を確立したい。インターンから伝え方に対するフィードバックを積極的にもらえれば、よりうまく伝える方法を見つけられそうです。

この4つの目的のうち、1つでも多くの目的を達成できそうな方をインターンに採用したい考えです。

インターンシップに応募する学生さんの目的

クリアコードは前述の通りの目的を達成したいと考えています。一方、クリアコードのインターンに応募する学生さんもインターンシップで達成したい目的があるはずです。インターンシップを通して学生さんが目的を達成できれば、学生さんにとってこのインターンシップはやってよかったといえるでしょう。学生さんにとって有意義なインターンシップになるどうかは、クリアコードのインターンシップの内容が学生さんの目的達成につながるかにかかっています。クリアコードのインターンシップでは、学生さんは次の目的を達成できるでしょう。

  • プログラマーの仕事を体験したい
    • クリアコードのメンバーと一緒にフリーソフトウェアを開発します。クリアコードの場合、フリーソフトウェア開発も業務ですので、プログラマーの仕事を体験することになります。
  • フリーソフトウェア開発に関わりたい
    • インターンシップではフリーソフトウェアを開発します。フリーソフトウェアですので、インターンシップ終了後も開発に関わり続けることができます。
  • よいコードを書けるようになりたい

これらのほかにも、学生さんの目的を教えてもらえればそれをインターンシップを通じて達成できないか検討します。

インターンの選考でお互いの目的を達成できるかどうか面談で確認

このように、インターンシップを実施する企業、インターンシップに応募する学生それぞれに、インターンシップによって達成したい目標があります。そのため、インターンの選考では、インターンシップを通じてお互いの目的を達成できそうであることを確認する必要があります。そこで、クリアコードのインターンシップの面談では、クリアコードの目的と応募者の目的をお互いに説明し、インターンシップを通じて目的を達成できるか確認することにしています。先日の面談でもこのプロセスを通じて、お互いの目的が達成できることを確認しました。

インターンシップ先を検討する際のアドバイス

このようなプロセスがインターンシップを実施する他の企業でも行われているのではないかと想像しています。もちろん、クリアコードのように明示的に行うところもあれば、書類選考や面接を通じて企業側の視点から企業の目的を達成できるかどうかを判断しているところもあるでしょう。これからインターンシップ先を検討される方は、インターンシップを実施する企業の目的を理解し、また自分がインターンシップで達成したい目的を明確にした上で、お互いに目的を達成することができるかどうか確認してみてはいかがでしょうか。自分に適したインターンシップ先かどうかの判断基準になるはずです。

まとめ

クリアコードがインターンシップを実施する目的と、目的が達成できるか確認するために面談をすることを紹介しました。インターンシップ先を検討する際に参考にしていただけるとうれしいです。もちろん、クリアコードのインターンシップを検討するときは、是非お互いの目的を達成できそうか考えてみてください。

また、7月11日につくばインターンシップ・コンソーシアム主催の2013夏休みインターンシップマッチングフェアに参加します。クリアコードのインターンシップに興味のある方は是非お越しください。

  1. 筆者も経済学部出身で、普通に文系就職し、新人のころ3年ほど新卒採用に関わっていましたので、文系の学生さんとお話するのはとても懐かくて楽しかったです。

  2. 筆者と学生さんが楽しく会話できて、かつ学生さんからよい感想をもらえたという基準です。