WEB+DB PRESS Vol.86特集「1年目から身につけたい! チーム開発 6つの心得」の全文公開が始まりました - 2016-04-28 - ククログ

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WEB+DB PRESS Vol.86特集「1年目から身につけたい! チーム開発 6つの心得」の全文公開が始まりました

約1年前に執筆した記事の全文が、技術評論社Webサイトの開発者向け記事のコーナーで公開され始めています

全7章を短期集中連載の形式で順次公開していく予定で、本稿執筆時点では第6章までが公開済みとなっています。(5月2日追記:現在は全章を公開済みです。)

各章の概要

特集は全7章ですが、各章の紹介である第1章を除いた第2章から第7章までが、タイトルの「6つの心得」に対応しています。

前半の第2章から第4章は、 「チームで開発する際の、プログラムそのものの良い設計」 をテーマにしています。

一般に、開発者向けで新人さんなどを対象にした記事というと、GitHubなどのサービスやGitなどの個別のプロダクトの使い方を紹介する物が多いのではないでしょうか。 これらの章では敢えてその方向には振らずに、サービスやツールに依存しない一般的な知見の紹介に努めています。

開発者向けのサービスやツールは流行り廃りが激しいため、ともすれば、トレンドを追う事だけに振り回されてしまうというような事に陥りがちです。 しかし、ここで述べている基本的な設計の仕方や考え方についての理解を深めれば、いたずらにトレンドを追わされるのではなく、目指す設計や開発の仕方をサポートするための物として、トレンドの中から適切な道具を選び取っていけるようになるでしょう。

後半の第5章から第7章は 「開発やメンテナンスにおける、チーム内での良いコミュニケーション」 をテーマにしています。

チーム開発は文字通り「チームでの作業」ですから、チームメンバー同士でどのように連携するかが大切になってきます。 どんなに有能なメンバー達を揃えていてもコミュニケーションが取れていなければ期待したような成果は上げられません。

後半の章では、チームメンバー間でのコミュニケーションを円滑にし、より良い形で作業を進められるようにするための、考え方や施策を紹介しています。 新しいメンバーをチームの一員として迎え入れ、お互いの長所を活かし合って最大限のパフォーマンスを引き出すための最初の一歩として、これらの事が役に立つのではないでしょうか。

記事の再利用について

この特集記事を公開するにあたって、本文と画像はすべてクリエイティブ・コモンズのライセンスを設定しました。 ライセンス種別はCC-BY-NC-SAです。

クリエイティブ・コモンズは作品の使い方について許可する利用形態をあらかじめ明示するライセンスで、CC-BY-NC-SAは以下を再利用の条件として定めています。

  • BY:作者名を明記すること。例えば、作者名を勝手に書き換えて自分1人の著作であると言ったり、著者不明の公共物と言ったりして再配布することはできません。

  • NC:実費も含め、対価を得ないこと。例えば、紙に印刷した物を配布するときにコピー代を受け取ったり、有料の電子書籍として販売したりすることはできません。必ず無料で配布する必要があります。

  • SA:同一の条件で配布すること。例えば、内容を改良した物を配布する時に「この改良版に対する変更は禁止します」のように新しい条件を付け加える事はできません。内容を変更した版も、元の版と同じ条件で再配布する必要があります。

言い換えると、これらの条件に則った使い方であれば、完全に無許諾での再利用が可能です。 例えば以下のような利用方法が考えられます。

  • 社内での研修資料として無料で配布する。

  • 有料のセミナーで資料として使う。(対価を得てはならないのは資料自体の配布についてなので、セミナー自体の参加費用を求める事は問題ありません。一方で、セミナー内で資料を印刷した物が必要な人には追加で100円を支払ってもらう、というような形だと、資料の配布自体に対価が発生している事になるため不許可となります。)

  • ツールの移り変わりなど、最新の状況に合わせて内容を更新した物を公開する。

  • 「これ以外にももっと大事な事がある!」と思う内容を新しい章として追加して公開する。

  • 「ここ、凄く良い事言ってる!」と思う部分を抽出して、発展させた新しい記事を書き、公開する。(※その場合、「SA」の条件があるため、発展版の記事も同一の条件で再配布する必要があります。)

また、著作権法上の「私的利用」や「引用」の要件を満たす使い方であれば、いわゆるフェアユースにあたるため、上記の諸条件は適用されません。例えば以下のようなケースが該当します。

  • 手元に置いておくために、印刷して保存しておく。あるいは、ページをダウンロードして自宅のファイル共有サーバに保存しておく。

  • 自分で書いた記事の中での意見の補強材料として、あるいは反対意見の紹介として、この記事の一部を引用する。また、その記事を有料の電子書籍として販売する。

なお、これらはあくまでこちらへご連絡をいただかずに再利用される場合の条件です。 例えば有料の電子書籍としての販売などをお考えの場合は個別の対応が可能ですので、お問い合わせフォーム等にてご連絡下さい。

まとめ

WEB+DB PRESSの特集記事「1年目から身につけたい! チーム開発 6つの心得」が公開されました。 再利用しやすいライセンスを設定していますので、広くお使いいただいて、良い開発・良いコミュニケーションの促進に役立てていただければ幸いです。