クリアコードはプログラミングが好きなソフトウェア開発者を2名募集しています。
クリアコードはフリーソフトウェア開発で培った技術力を提供しています。特にMozilla製品(Mozilla FirefoxとMozilla Thunderbird)とRubyに関連した開発を得意としています。
すでにお気づきの方もいるかもしれませんが、先日から、クリアコードで開発したプログラムが入ったSubversionリポジトリ(リポジトリの更新状況のRSS)の公開を始めました。
クリアコードでは既存のフリーソフトウェアの開発に参加したり、新しくmilter managerなどのフリーソフトウェアを開発したりしていますが、それらの開発成果の公開場所はケースバイケースとなっています。
このように、クリアコードの開発成果のソースコードは様々なホスティングサイトのリポジトリにて管理、および公開されています。
まもなくクリアコードは設立から3年が経とうとしていますが、その間、プロジェクトを作るまでもないような小規模なソースコードがいくつかたまってきました。この度、そのようなソースコードをSubversionリポジトリで公開することにしました。
このリポジトリには現在、ページの一部を折りたたむfolding.jsや、このククログを生成するためのtDiary関連のスクリプト(日記のデータをSubversionで管理するIOバックエンドや日記を静的なHTMLに変換するスクリプトなどの記事で述べた物)、Thunderbird用の各種アドオンのソースコードが入っています。誰でも自由にチェックアウトできますので、注意事項をご了承の上でどうぞご利用ください。
以下、現在入っているプログラムを簡単に紹介します。
ククログだけではなく、milter managerのブログでも使っています。使い方はmilter managerのtdiary.confが参考になると思います。
Thunderbird Add-ons - クリアコードで公開している、Thunderbirdのバグを回避するパッチや挙動の変更を行う拡張機能です。公開ページにも書いてありますが、これらの拡張機能は無保証です。業務上の必要性からの導入をお考えの場合は、Mozilla Firefox & Mozilla Thunderbird保守・サポートサービスのご利用もご検討ください。
リポジトリの更新状況を配信しているRSSは、Subversionに標準添付のcommit-email.rbで生成しています。今回、RSSのタイトルや説明を日本語にしたかったので、Subversionのtrunkに--rss-titleと--rss-descriptionオプションを追加しました。また、--repository-uriで指定されたリポジトリのURIをコミットメールのX-SVN-Repositoryヘッダに設定するようにもしています。
Subversionリポジトリの整形表示にはRepos Styleを利用しています。mod_dav_svnにはSVNIndexXSLTというオプションがあって、それを利用しています。
UxUのページの過去のバージョンの詳細情報など、そのまま表示すると長くなってしまう内容を折りたたむめの簡単なスクリプトを書いてみました。せっかくなので、AGPLv3にて公開することにします。
このスクリプトを読み込んだ後で以下のようにすると、XPath式で示された要素が折りたたみ可能となります。複数のインスタンスを生成すれば、異なる種類の折りたたみ項目を作ることもできます。
new Folding( '/descendant::*[@class="items-should-be-folded"]', '詳細を表示', '詳細を隠す' );
また、折りたたまれた要素をボタンのクリックで表示すると、URIの末尾にその情報が付け加えられた状態となりますので、その状態のページをブックマークしたり、特定の項目を表示した状態のページへリンクしたりすることもできます。
DOM3 XPathを使用しているため、IE6などのレガシーなWebブラウザ向けにはJavaScript-XPathを併用する必要があることに注意してください。
この手のスクリプトはアニメーション効果が派手な物などすでに色々あると思いますが、シンプルな物が好みな場合や、社内Wikiのようにあまり飾り気が無くても良い場面などに使ってみると良いのではないでしょうか。また、折りたたみの対象となる要素をXPath式で自由に指定できるので、すでにあるページの内容を変更せずに簡単に導入できるという利点もあります。
ところで、皆さんはAGPLというライセンスについてはご存じでしょうか?
AGPL(Affero GPL)はGPLの派生ライセンスの1つで、Webサービス用のプログラムで使われることを想定しています。このライセンスが適用されたプログラムのコードを利用したWebサービスは、そのWebサービスのユーザに対して、サービスを構成するすべてのプログラムのソースコードを公開する義務があります。それ以外の点は通常のGPLと同一です。
誤解している方もおられるかもしれませんが、AGPLやGPLでライセンスされたコードを利用すると、すぐにソースコードを公開する義務があるということはありません。AGPLやGPLは、プログラムのユーザ(AGPLの場合はそのサービスのユーザも含む)に対してはソースコード開示の義務がありますが、それ以外の関係ない人にまでソースコードを公開する義務はありません。例えば社内Wikiに上のスクリプトを組み込んだ場合であれば、社内の人にはソースコードを公開しなくてはいけませんが、社外にまで公開する必要はありません。「よく分からないけどGPLこわい!」と尻込みしてしまわずに、色々なコードを用途に応じて使い分けてみると良いでしょう。