ククログ
GitHub Security Advisoriesを使ったOSSの脆弱性対応手順(Fluentd v1.19.3・v1.19.4の実例)
クリアコードではFluentdおよびFluent Packageのメンテナンスを継続的に行っています。2026年6月にリリースしたFluentd v1.19.3と、9月にリリースしたFluentd v1.19.4では、複数の脆弱性に対応しました。
脆弱性対応では、コードの修正に加えて、報告者とのやり取り、非公開でのレビュー、CVE番号の申請、修正版のリリース、アドバイザリーの公開といった作業が必要になります。普段OSSをメンテナンスしていても、これらの操作に触れる機会は多くないかもしれません。
2021年にもGitHubセキュリティアドバイザリーを公開したときの記事を書きました。今回は実際のスクリーンショットを使って、GitHub Security Advisoriesで報告を受け付けてから公開するまでの手順と、CVEの採番などで経験した待ち時間を共有します。
Fluent Package v6.1.0をリリース
2026年10月29日に通常版 Fluent Package v6.1.0をリリースしました。
本記事では、Fluent Package v6.1.0の変更内容を紹介します。
Windows向けポップアップウィンドウ抑止ツール「PopGuard」の使用方法・設定方法の紹介
先日、クリアコードはWindows向けポップアップウィンドウ抑止ツール「PopGuard」の提供を開始しました。
Microsoft Windowsの標準機能には、通知を抑える「応答不可」や「フォーカス セッション」があります。 これらは主に画面の隅に表示される通知バナーを抑止することができますが、アプリケーションが独自に表示するリマインダーや確認ダイアログなどのウィンドウは抑止できません。 そのため、作業中や画面共有中にも前面に表示されてしまいます。
こうしたWindowsの通知設定では抑止できないウィンドウを抑止するため、PopGuardを開発しました。
本記事では、PopGuardを実際に使用する手順・設定方法について紹介します。
導入事例:scarf.sh導入によるOSSの利用動向分析
クリアコードではログデータ収集ソフトウェアの1つである Fluentdの継続的な開発に参加しています。 その成果の1つとして、Fluentdのエンタープライズにおける長期運用に適したLTS版のパッケージ(Fluent Package)の提供を主導しています。
本記事では、配布しているパッケージの利用動向に関して、scarf.shを導入して簡単に把握できるようにする方法について紹介します。
Fluentd v1.20.0をリリース
2026年10月23日にFluentdの最新版となるv1.20.0をリリースしました。
v1.20系の最初のリリースです。 Ruby JITをデフォルトで有効にしたほか、退避したバッファーファイルの容量制限や、ログファイルの検出・読み取りの改善などを実施しました。
本記事では、公式サイトで公開している情報を日本語で解説します。
ChromiumとGStreamerをつなぐv4l-gstの仕組みと改良
はじめに
組み込みLinuxで動画を再生するとき、ハードウェアデコーダーをGStreamerから利用できる環境があります。では、そのデコーダーをChromiumからも利用するにはどうすればよいでしょうか。GStreamerで再生できることと、Chromiumの動画デコード処理から呼び出せることの間には、もう一段の接続が必要です。
その橋渡しをする自由なソフトウェアがv4l-gstです。クリアコードでは、お客様のご要望に応じた業務として、v4l-gstの機能追加、不具合修正、保守を行っています。
【告知】2027-02-09(火)にRubyエコシステム開発入門ワークショップを開催! #rubyws #oss_gate
Ruby関連の開発に参加する人が増えるといいなぁと思っている須藤です。2027-02-09(火)の日中にRubyアソシエーションさんがRubyエコシステム開発入門ワークショップを開催します。
前回はギフティさんが会場を提供してくれましたが、今回はSmartHRさんが会場を提供してくれます!前回のワークショップに参加してくれたSmartHRのkinoppydさんが次はSmartHRでやろうとかそんな感じのことを言ってくれて社内調整をしてくれた結果です!ありがとうございます!
ワークショップ開催が次の会場決定につながったということはよいワークショップだったと思いませんか!?そんなワークショップでRubyエコシステムの開発に参加しはじめてみませんか?このワークショップはRuby本体やRubyGems(Ruby on RailsやActive RecordもRubyGemsの1つなのでRuby on Rails関連も対象です!)の開発に参加してみたいけど敷居が高そう・どこからはじめればよいかわからないなどといった理由で最初の一歩を踏み出せていない人たちをサポートするワークショップです。RubyKaigiのようなカンファレンスや各種Rubyコミュニティなどに参加すると、使うだけではなく開発にも参加したくなるものですが、このワークショップに参加するとそういった人たちが実際に行動に移せるようになるはずです!
Edge IEモードのサイトリスト設定の動作について
古いWeb業務システム(Webアプリケーション)には、旧バージョンのIEでないと正しく動作しないものが存在します。その対策として、Microsoft EdgeのIEモードでは、Enterprise Mode Site List(サイトリスト)の <compat-mode> によって、サイトごとにどのIE相当で動作させるかを指定できます。指定できる値は次の3系統です。
IE11/IE10/IE9/IE8/IE7/IE5: ドキュメントモード指定IE8Enterprise/IE7Enterprise: エンタープライズモードDefault: 指定なし
このうちエンタープライズモードについては、「ドキュメントモード指定より互換性が高い」という説明を各所で見かけます。 では、両者は具体的に何が違うのでしょうか。
違いの一つであるドキュメントモードの決まり方については、MicrosoftのFAQやフローチャートで詳しく解説されています。 しかし、サイトリストの指定によって変わるのはドキュメントモードだけではありません。
本記事では、ドキュメントモードに加えて「ActiveXコントロールから見たIEのバージョン」と「送信されるユーザーエージェント文字列」に注目し、サイトリストの指定ごとに何が変わり、何が変わらないのかを、実際に動作させて確認した結果を紹介します。
OSS Gate 10周年記念カンファレンス「OSS Gate Pass 2026」を開催したよ! #oss_gate
OSS Gateの立ち上げメンバーの一人の須藤です。2026年10月3日(土)にOSS Gate 10周年記念カンファレンスOSS Gate Pass 2026を東京のアンドパッドさんのオフィスで開催しました!私は初めて行ったのですが、すごく立派なオフィスでした。
撮影:尾籠盛さん、ライセンス:未設定(イベントレポートのためだけに利用可能)
うまく表現できないのですが、このイベントは終わってからなんか不思議な気持ちになりました。これまでの私が企画するイベントは、こんなコンセプトでこんな内容にしてこんな結果になるといいなぁというのを私が考えることが多かったです。今回もそういう感じで進めていましたが、OSS Gate 10周年記念カンファレンスの内容について悩んでいるで書いたとおり、ピンときていませんでした。その後、チャットでみんなに助けてもらって内容を調整したのですが、それでなんかいい感じの結果になりました。それで、なんかすごいなぁと思ったのです。ね、うまく表現できていないでしょ?