OSS Gateワークショップ2016-07-30を開催 #oss_gate - 2016-08-04 - ククログ

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OSS Gateワークショップ2016-07-30を開催 #oss_gate

2016年7月30日にクラウドワークス4回目のOSS Gateワークショップを開催しました。今回はこれまでで最多の23名の参加でした。(ビギナーは19人申し込みで実際に参加したのは11人。参加率は約58%。)

20160730-DSC_6114 (写真はクラウドワークスのCIOの大場さんに撮ってもらいました。)

参加者の感想は以下のとおりです。(増えたら追記します。)

ここではワークショップ運営視点でまとめます。

今回のチャレンジ

OSS Gateワークショップはもっとよくしていけるワークショップです。そのため、毎回、前回の課題を解決することにチャレンジしています。

前回の課題はメンターとビギナーの割合が1:2(ビギナーがメンターの2倍)だと回らない、ということでした。これまでは2:1とメンターがビギナーの2倍の体制で実施していましたが、前回は割合が逆になりました。

メンターがビギナーの2倍いないと回らない体制では、今後、ビギナーが増えるに従い、メンター不足でワークショップを実施できなくなってしまいます。そのため、ビギナーがメンターの2倍でも回せる体制の確立にチャレンジしました。

そのために考案した仕組みが「サポートメンター(仮称)」です。

サポートメンターとはメンターをサポートするメンターです。過去のワークショップでメンターを経験したことがあるメンターが担当します。

サポートメンターを導入することで次のことを期待しました。

  • メンター1人に対してビギナーが2人の体制でも十分にビギナーをサポートできる

  • 新人メンターでも十分にビギナーをサポートできる

少し補足します。

メンター1人に対してビギナーが2人の体制のときの課題は、1人のビギナーをサポートしているときにもう1人のビギナーをサポートできないことです。サポートメンターを導入することにより、そのような状態をフォローする体制にしました。同時に2人のサポートが必要なときはそれほどありませんが、1人のメンターに付き数回は発生します。それをフォローします。

経験者メンターだけがビギナー2人をサポートできないとなると、十分なメンターを揃えることが難しくなります。はじめてのメンターばかりだとメンター1人に対してビギナー1人(以下)の体制にしなければいけなく、より多くのメンターが必要になるからです。はじめてのメンターでもビギナー2人をサポートできるように、対応が難しい場面はサポートメンターがフォローする体制にしました。

実際にサポートメンターを導入した結果、これら両方を達成できました。

今回はビギナー11名、メンター6名(一時的に7名)の体制でしたが、十分にビギナーをサポートできました。これはビギナーへのアンケート結果にある満足度が総じて高かったことから判断できます。

今回のメンターは次のどちらかでした。(参加していた人で気づいていた人はどのくらいいたでしょうか。)

  • はじめてのメンター

  • 元ビギナーのメンター

つまり、経験者メンター数人(今回は3人)がサポートメンターになることで、これらのメンターでも十分ビギナーをサポートできたということです。未経験の人がメンターとして参加しても十分即戦力になる体制ということです。

他に、OSS GateおよびOSS Gateワークショップの広報活動としてレポーターをチャレンジしようとしていましたが、これは人員不足でチャレンジできませんでした。次回はレポーターがいるので次回チャレンジする予定です。

今後のOSS Gate

これまで、OSS Gateは東京でのみ活動していましたが、今後は東京以外でも活動していきます。今のところ、札幌・沖縄での活動の準備を進めています。他の地域でもぜひ活動したいというかたは須藤(kou@clear-code.com)に連絡をください。

札幌は、@tricknotesを中心とした人たちで準備を進めています。まずは、9月24日、11月26日にOSS Gateワークショップを開催することが決まっています。9月24日は東京でも開催するので、東京・札幌で同日開催になります。(須藤は札幌にお手伝いに行くので東京のワークショップには参加しません。)

沖縄は、@yasulabと準備を進めています。RubyKaigi 2016が終わったら本格的に動き出す予定です。

来年には「北海道から沖縄まで、全国で活動しています」と言えそうです。

このように「地域」という括りだけで活動を広げていくのではなく、プログラミング言語を含む各種「オープンソースなプロダクトのコミュニティ」とも連携して活動を広げていけないかと検討しています。自分が関わっているOSSの開発に参加する人が増えるとうれしい、という方は須藤(kou@clear-code.com)に連絡をください。「OSS開発に参加する人を増やす」取り組みであるOSS Gateといい感じに協力できるはずです。

まとめ

7月30日に4回目のOSS Gateワークショップを開催しました。

今回は次のことにチャレンジしました。

  • これまでよりもメンターの人数を減らしても十分にビギナーをサポートする

  • はじめてのメンター・元ビギナーのメンターでも十分にビギナーをサポートする

これらを実現するためにサポートメンターを導入し、うまくいきました。

はじめてのメンターでも十分にビギナーをサポートできる体制になっているので、OSS開発に参加する人が増えるとうれしい人はぜひメンターとして参加してください。なお、次回は9月24日開催の予定です。8月4日時点でビギナー30名・メンター7名の申し込みがあります。メンター1人で2人のビギナーをサポートできる体制になりましたが、この比率ではさすがにサポートできないので、メンターとして参加する人を非常に募集しています。メンターの人は優先して参加できるようにするので「キャンセル待ち」になっていても気にせず申し込んでください。(毎日少しずつビギナーの申し込みがあるのであと数日もすればキャンセル待ちになりそうです。)

もちろん、過去のワークショップでメンターをした経験者メンターも非常に募集しています。サポートメンターとしてはじめてのメンターをサポートして欲しいのです。9月24日は一番慣れている須藤が札幌にお手伝いに行くので、東京は少し手薄になります。そのあたりを経験者メンターにフォローして欲しいのです。