OSS Gate東京ふりかえり2017-12を開催 #oss_gate - 2017-12-13 - ククログ

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OSS Gate東京ふりかえり2017-12を開催 #oss_gate

あっという間に一週間が経ってしまう須藤です。

一週間ほど前の2017年12月05日にドリコムさんOSS Gate東京ふりかえり2017-12を開催しました。

これはよりうまくOSS Gateに取り組むための活動です。最近の4ヶ月で得られた知見を活用して、次の4ヶ月はもっとうまく活動します。去年は1年に1回だけ実施しましたが、それだとフィードバックの間隔が開きすぎて得られた知見を活かしきれないという知見が得られました。そのため、今年は4ヶ月に1回の開催にチャレンジしています。(去年よりも今年の方がうまく活動できるようにしている。)

今回は今年最後の開催でした。これまでは、事前にオンラインで知見を集めて、東京でオフラインで集まる、というやり方でしたが、今回は東京と大阪をビデオ会議システムでつないで開催しました。(今回のチャレンジ。)東京と大阪ではOSS Gateへの取り組み方が少し異なるので、違うやり方で得られた知見をお互いに共有して次に活かせることを期待していました。

実際にやってみた結果ですが、東京と大阪をつないでよかったです。今までにはない発想を得られました。1つ例を紹介します。

東京ではワークショップのビギナー(OSSの開発に参加したいけど未経験の人)とサポーター(ビギナーをサポートする人)の割合のバランスが悪いという課題があります。ビギナーは口コミで毎回たくさん新しい人が集まるけど、サポーターはなかなか新しい人が増えていません。そのため、サポーターが不足しがちです。

これに対し、東京ではサポーター1人でいかに多くのビギナーをサポートするかという方向でがんばっていました。一方、大阪ではビギナーとサポーターが1:1くらいになるようにビギナーの参加人数を絞っていました。大阪では「サポーターの負担が少ない体制を維持した方が新しくサポーターに入ろうとする人の敷居が下がり、結果としてサポーターが増えて対応できるビギナーも多くできるのではないか」という考えでした。

東京ではこのような発想はまったく思い浮かばなかったので非常によい機会になったと思っています。

これは東京が大阪の知見を学んだ例ですが、逆に大阪が東京の知見を学んだ例もあり、実によい機会でした。これからも続けていくことにしました。

前置きはこんな感じで、参加できなかった人たちのために、実際にどのようなことが決まったかをざっくりとまとめておきます。

決まったこと

東京:ワークショップのビギナーとサポーターの比率を1:1にする

東京も大阪と同じようにビギナーとサポーターの比率を1:1に維持するようにビギナーの参加を制限します。

現時点で次回のワークショップである、来年01月27日開催のOSS Gate東京ワークショップ2018-01-27はビギナーが8人キャンセル待ちになっています。サポーターが増えるとビギナーの定員を増やせるので、OSS開発の経験者(過去にビギナーだった人とか)はぜひサポーターとして参加してください!

東京:ワークショップの午後開始

東京のワークショップは10:30開始で、大阪は13:00開始です。東京でも13:00開始の方が参加しやすい人が多いかもしれないので13:00開始を試します。

ただし、もともと10:30開始(というより17:00までに終了)の方がうれしい人が多かったから10:30開始にしていたので、10:30開始は引き続き継続します。

この10:30開始と13:00開始を両立するために次のような開催スケジュールにします。

  • 1月と4月と7月と10月は最終土曜日に10:30から17:00で開催

  • 3月と6月と9月と12月は第2土曜日に13:00から19:00で開催

これまでは奇数月の最終土曜日に開催していましたが、1.5ヶ月毎に開始時間を交互にしながら開催します。

東京:ワークショップ後に懇親会を開催

ワークショップ後に懇親会を開催します。

これは、懇親会を開催した方が継続してサポーター参加する人が増えるのではないかという仮説を検証するためです。

懇親会は13:00-19:00開催のときに実施します。

東京:ワークショップの進行役を毎回変える

大阪では毎回ワークショップの進行役を変えているそうなので、東京でも真似をします。

もともと東京でも進行役経験者を増やしたかったので、増やすように取り組んでいたのですが、大阪のように「毎回新しい人」ほどは取り組んでいませんでした。大阪ではビギナーとサポーターの比率が1:1なのでまわりのサポーターがフォローしやすく、初めての人でも進行役をやりやすいのだそうです。東京でもそのような環境を整備して、大阪のように取り組みます。

とりあえず、「過去にサポーターとして参加したときのアンケートに進行役できそうと答えた進行役未経験のサポーターのうち、最初に登録した人」というルールで進行役を選んでやってみる予定です。

東京:ワークショップの会場を毎回変える

大阪では毎回ワークショップの会場を変えているそうです。

会場提供という形でOSS Gateに関わる人が増えるのはOSS Gateとしてはよいことのように思えるので、東京でも真似します。

これまではクラウドワークスさんに会場を提供してもらうことが多く、非常に助かってしました。非常に助かるので、10:30開催のときは引き続きお願いする予定です。

一方、13:00開催の方は毎回違う会場にする予定です。こっちは懇親会もやるので、いろんな場所で開催できた方が都合がよさそうだからです。

なお、次の13:00開催のOSS Gate東京ワークショップ2018-03-10の会場はまだ決まっていません。会場を提供できる!という方はGitterのoss-gate/tokyoチャンネルで宣言するか、@ktouに直接教えてください。

大阪:ワークショップ以外の取り組みもやってみる

東京はOSS開発未経験の人の最初の一歩を支援するワークショップだけでなく、二歩目以降を支援するミートアップという取り組みや、対象OSSを限定した特化型のワークショップ・ミートアップも試しています。

大阪は現在はワークショップのみ取り組んでいますが、うまくやるこつが掴めてきたので、ワークショップ以外の取り組みを始めてみます。具体的には、来年の3月にGitLabに限定した取り組みを試してみます。

まとめ

OSS Gateはこんな感じで普通の活動の中に「よりよく活動するための活動」を含めています。

OSS Gateのイベント(ワークショップやミートアップなど)に参加したことがある人はぜひふりかえりにも参加してみてください。ワークショップやミートアップで学べることとはまた違ったことが学べますよ。

東京にいる元ビギナーの人は来年1月末のOSS Gate東京ワークショップ2018-01-27にサポーターとして参加しにきてね!!!