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Redmine大阪 第17回勉強会 - 全文検索でRedmineをさらに活用! #RedmineOsaka

大阪に行くのは今年3回目な須藤です。1回目が2017年2月25日のOSS Gate大阪ワークショップ、2回目が2017年5月27日の関西Ruby会議2017、そして3回目の今回がRedmine大阪 第17回勉強会です。

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内容

発表内容は2017年5月13日に開催されたredmine.tokyo第12回勉強会の発表内容をアップデートしたものです。

Redmineの全文検索機能はLIKEベースで実現されていて、「どのくらい検索クエリーに適合していそうか」の概念がないため、「それっぽい検索結果を上位に並び替える」ことができません。そのため、探している情報はヒットしているけど、検索結果の中からなかなか見つけられない、という状態になりがちです。

Groongaベースの全文検索プラグインを導入すると「それっぽい検索結果を上位に並び替える」ため、探している情報をすぐに見つけられるようになります。

これだけだと「Redmineの不便なところを解消した」というレベルなのですが、このプラグインで目指しているものはもっと先にあります。ユーザーの手間をできるだけ減らしつつ、必要なときに必要な情報をユーザーに提供することを目指しています。

現在開発を進めているのが類似issue検索です。閲覧中のissueと似ているissueを自動で検索して表示する機能です。

有効に活用されているRedmineには過去の問題対応の詳細が記録されています。新しく問題が発生したとき、以前は類似の問題にどのように対応したかがわかると、新しい問題にも素早く適切に対応できます。

現在のRedmineの機能では、過去に類似の問題があったかどうかは人が明示的に探さなくてはいけません。人が探す場合、なにかキーワードを知らなければいけません。既存メンバーは「そういえば似たような問題があったな…」という記憶からキーワードを手繰り寄せられるかもしれませんが、新しく入ってきたメンバーにはそれはできません。

大量のデータから検索するのは機械が得意な処理です。データを活用して機械が人をサポートする方法の1つが類似issue検索です。現在の実装は、単に字面だけで類似度を計算していますが、今後は、字面だけでなく意味で類似度を計算する、テキストデータだけでなくメタデータも使って類似度を計算するなど、有用なデータを活用して精度をあげていく予定です。

類似issue検索はデータを活用して機械が人をサポートする1つのアプローチに過ぎません。類似issue検索以外にもRedmine内のデータを活用して人がより有意義なことに時間を使えるようにしていきたいです。

そこを目指すためにはデータが必要不可欠です。クリアコード内のデータだけでは足りません。Redmine内のデータを活用してもっと自分たちの活動を有意義にしていきたい方はぜひ開発にご協力ください。開発に協力する方法はいろいろあります。たとえば、「自分たちのRedmineのデータを活用して自分たちの活動を有意義にするサポートをして欲しい」という仕事をクリアコードに発注する方法があります。この方法では、発注者には自分たちの活動をより有意義にできるというメリットがあり、クリアコードにはお金を得られる・現実のデータを使って現実の人たちの活動を支援するノウハウを得られるというメリットがあります。

私たちは成果(この場合は改良したプラグイン)をだれでも自由に利用できるようにします。「自分たちがお金を払って改良した分を他の会社がお金を払わずに使えるようになるのは損だ」と考える人も多いかと思いますが、実際は損になることはほとんどありません。

たとえば、メンテナンスコストが下がるので、運用後の費用面で得になります。一社向けに提供するソフトウェアのメンテナンスコストは当然一社で持つことになります。一方、大勢が利用するソフトウェアのメンテナンスコストは大勢で持ちます。そのため、だれでも自由に使えるようにした方がメンテナンスコストが下がるのです。

他社が使える状態になったとしても、すぐに追いつかれるわけではありません。他社はノウハウがない状態からのスタートになるからです。しかも、自分たちのノウハウを公開しても損にはなりません。情報は発信しているところに集まります。ノウハウを公開することで新しいノウハウを得やすくなります。他社が自社のノウハウを得られても、自社にはもっとノウハウが集まります。他社を抑えることを頑張るよりも、自社がより伸びることを頑張る方が結果として得をします。

Redmine内のデータを活用してもっと自分たちの活動を有意義にしていきたい方はぜひお問い合わせください。一緒に実現しましょう。

まとめ

Redmine大阪 第17回勉強会でRedmine用の全文検索プラグインを紹介しました。単にいい感じの全文検索機能を提供するだけでなく、検索を軸にRedmineを使っている人たちの活動をいい感じにすることを目指しています。もっとRedmineを活用したい方はお問い合わせください。検索まわりはもちろん、Redmine本体の修正・改良や既存のRedmineプラグインの修正・改良もできますし、新規プラグインを開発して問題を解決することもできます。もちろん、変更部分はRedmine本体やプラグインの開発元にフィードバックします。

タグ: Groonga
2017-08-27

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