Fluentdサポートサービス
クリアコードでは、Fluentd/Fluent Bitをエンタープライズ環境において導入/運用されるお客様に対してサービスを提供します。
サービス名称 | サービスの概要 | 費用概算(※) | 想定されるお客様 |
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Fluent Package LTSサポート | Fluentdの長期サポート版パッケージ Fluent Package LTS向けサポート。LTS導入及びメジャーバージョンアップ時のサポート、セキュリティフィックスなどの情報提供、LTSに関わるお問合せ受付 | 80万~(環境に依存します) | すでにFluent Package(td-agent)を利用されていて、入替作業をトラブルなく実施し、今後のアップデートもスムーズに行いたいお客様向け |
Fluentd コンサルティングサポート | 開発/運用中のサービスの安定運用と改善のためのサポート契約。 | 年間480万~ | Fluentdを導入したものの、問題が発生している場合や、運用に問題のない程度のエラーなどが発生していて状態を改善したいお客様向け |
Fluentd インシデントサポート | 時間制のサポート契約。障害対応などを含め契約時間内であればどんなお問合せにも対応。 | 都度お見積 | 新規で導入したい場合や、すでに運用している環境でのお問い合わせなどとにかくFluentd/パッケージ/環境などに関してサポートが必要なお客様向け |
※ 概算費用はあくまでも概算となり、ご要望や、環境などを伺ったうえでお見積を提供させていただきます。お問い合わせフォーム からお気軽にご連絡ください。
Fluentdサポートサービス
サービス提供の方針
クリアコードでは、Fluentd サポートサービスの提供にあたり Fluentd/Fluent Bit やプラグインに不具合が見つかった場合、問題を回避す る一時的な対応だけ取るのではなく、作成したパッチは開発コミュニティに還元します。これにより「特定のユーザのみ問題が回避できる独自 パッチをメンテナンスする」のではなく、「すべてのユーザが問題を解消可能なパッチを作成し本体に取り込むため、特定のユーザーだけ がメンテナンスコストを負担する必要がない」状態にします。そのため、サービス提供にあたり作成したパッチやドキュメントはお客様の機密 情報が含まない形で公開します。
サービス範囲
Fluentd/Fluent Bitの導入検討から運用中のサポートやコンサルティングまで、開発、サポートの経験豊富なFluentd/Fluent Bitメンテナのエンジニアが対応します。
- 導入検討段階
- Fluentd/Fluent Bitに関する技術情報の提供
- 技術者向け勉強会の開催
- 性能評価の支援
- 設計・開発段階
- Fluentd/Fluent Bitをつかったシステムの設計支援
- Fluentd/Fluent Bitプラグインの機能拡張/新規開発
- Fluentd/Fluent Bit本体およびプラグインのソースコードレベルのサポート
- 運用段階
- 障害発生時のログ調査、ソースコードレベル調査と回避策やパッチの提供
- システムを継続的に改善していくことを目的としたコンサルティングサービスの提供
- バージョンアップ時の対応
- セキュリティフィックスなどの情報提供
サポートサービスに関するよくあるお問合せ
Q. 深刻なバグ情報の定期的な共有は可能か?
A 対応可能です。弊社にて Fluentd のリリースを行っていることから、リリースにあわせて、貴社向けに変更点等の説明会を実施します。また Fluentd 本体の脆弱性や深刻なバグが見つかった場合に早期にご報告することも可能です。
クリアコードではこれまでに、リリースにおける変更点の解説を以下のページで紹介しています。
- Fluentd v1.14.4 リリース – データ格納の改良と macOS バグの修正 https://www.clear-code.com/blog/2022/1/6/fluentd-v1.14.4.html 脆弱性の報告への対応事例を以下のサイトで紹介しています。
- Fluentd v1.14.2 に関して GitHub セキュリティアドバイザリーを公開しました (GHSA-hwhf-64mh-r662) https://www.clear-code.com/blog/2021/10/29/fluentd-ghsa-hwhf-64mh-r662.html
Q. インシデント発生時の解析支援は可能か?
A ログの解析、既知のバグ情報の調査、解決策・ワークアラウンドの提示まで対応可能です。
Q.どんな問題を解決できるのか?
A 過去のサポート実績の一部について、以下のサイトで事例として紹介しています。
- Fluentd が数時間後に ENOENT を出力する https://www.clear-code.com/blog/2021/9/21/fluentd-support.html
- Fluentd の再起動時に EADDRINUSE が発生する https://www.clear-code.com/blog/2021/10/7/fluentd-eaddrinuse.html
Q. 専任のサポート担当者を配置可能か?
A お客様専任の担当者として Fluentd のメンテナーを配置するなど、お客様の要望に沿って体制を構築します。
Fluentd 利用環境を把握した上で即座にサポート対応を実施するため、エンジニア複数名をお客様担当として専任し支援します。また作業内容に応じて Fluentd エンジニアを追加投入します。