Fluentd
『Fluentd』は、拡張性の高いオープンソースのログ収集プログラムです。 1000以上のプラグインを通じて、世界中のあらゆるサービスと接続することができます。 Cloud Native Comuputing Foundation (CNCF) 傘下のプロジェクトの一つであり、 オンプレミス・コンテナ環境の垣根を超えて幅広く利用されています。
クリアコードは2015年8月からFluentdの開発に参加しています。 当初はコミュニティサポート、プラグインのメンテナンスといった活動から始め、以降Fluentdの不具合修正、機能拡張、ドキュメント整備など活動範囲を拡大してきました。 法人向けの各種サービスも提供しており、トレジャーデータ社と協働で『Fluentd』の運用支援なども行っています。 多くのコミットを行い、メンテナンスを行っています。
『Fluentd』の配布パッケージの「td-agent」の開発とメンテナンスも担当しています。
またFluentdの軽量版であるFluent Bitの開発にも参加しています。
Fluentdサポートサービス
Fluentd/Fluent Bitをエンタープライズ環境において導入/運用されるSIer様、サービス提供事業者様に対して以下のサービスを提供します。 これまで日本国内において航空会社、官公庁、通信事業者をはじめとした大規模ユーザーに対してサービスを提供してきました。
サービス範囲
Fluentd/Fluent Bitの導入検討から運用中のサポートやコンサルティングまで、開発、サポートの経験豊富なFluentd/Fluent Bitコアメンテナのエンジニアが対応します。
- 導入検討段階
- Fluentd/Fluent Bitに関する技術情報の提供
- 技術者向け勉強会の開催
- 性能評価の支援
- 設計・開発段階
- Fluentd/Fluent Bitをつかったシステムの設計支援
- Fluentd/Fluent Bitプラグインの機能拡張/新規開発
- Fluentd/Fluent Bit本体およびプラグインのソースコードレベルのサポート
- 運用段階
- 障害発生時のログ調査、ソースコードレベル調査と回避策やパッチの提供
- システムを継続的に改善していくことを目的としたコンサルティングサービスの提供
サービスメニュー
以下の3パターンのサービスメニューを提供しています。 ご要望に応じてこれらサービスメニューを組み合わせるなどカスタマイズが可能です。
インシデントサポート契約
時間制のサポートサービス。
契約時間(インシデント)数の範囲内で、導入検討段階から運用段階におけるあらゆるお問い合わせに対応します。
お問い合わせの受付および回答方法はメールのみとなります。
50インシデント200万円から。
保守を目的としたサポート契約
運用開始後の障害対応を主たくる目的としたサポート契約。
障害発生時の対応として、ログやソースコードの調査、回避策の検討、パッチの開発を行います。
打ち合わせへの参加以外の目的でのオンサイトでの作業は行いません。
スポット対応1件(1件当たり15時間を上限として対応)50万円から。
システムの継続的な改善を目的としたコンサルティング契約。
開発/運用中のサービスの安定運用と改善のために以下の技術支援を行います。年間480万円から。
- 定期的な打合せの実施
- 例:サービスの課題共有、解決策の提案、Fluentd/Fluent Bitに関する情報提供
- 打ち合わせで決まった事項の実施
- 例:プラグインの機能拡張、パフォーマンス測定、障害対応
サービス提供の方針
クリアコードでは、Fluentdサポートサービスの提供にあたりFluentd/Fluent Bitやプラグインに不具合が見つかった場合、問題を回避する一時的な対応だけ取るのではなく、作成したパッチは開発コミュニティに還元します。これにより「特定のユーザのみ問題が回避できる独自パッチをメンテナンスする」のではなく、「すべてのユーザが問題を解消可能なパッチを作成し本体に取り込まれるため、特定のユーザーだけがメンテナンスコストを負担する必要がない」状態にします。 そのため、サービス提供にあたり作成したパッチやドキュメントはお客様の機密情報が含まない形で公開します。
サービスに関する問い合わせ
サービスに関するお問い合わせは、こちらの お問い合わせフォーム からご連絡ください。