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検索エンジンはなぜ見つけるのか

1ヶ月ほど前になりますが、検索エンジンについての本が出版されました。GoogleなどのWeb検索システムからAmazonなどのショッピングサイトまで、今では検索システムはなくてはならないものになりました。そんな検索システムのベースとなる考えや知識などを把握したい場合に向いているのがこの本です。検索システムを作ろうとしている人には読んで欲しい一冊です。

検索エンジンはなぜ見つけるのか
森大二郎
日経BP社
¥ 2,592

「この本を読めば独自の検索エンジンを作れるようになる!」といった類の本ではなく、「検索エンジンの基本がわかる!」という類の本です。そのため、「この検索エンジンをもっとカリカリにチューニングして性能をあげたい!」というときに読む本ではありません。そうではなく、「検索エンジンについてまとまった知識がないので、基本をしっかりおさえたい!」という用途向きです。

内容

著者は全文検索エンジンgroongaのメイン開発者の森さんですが、groongaなど特定の検索エンジンに依存した内容ではなく、検索システム全体の基本について書かれています。つまり、検索エンジンだけではなく、クローラーについても、利用者の入力から質問の意図を汲み取ることについても、検索システムに必要な機能は網羅的に扱っています。

もちろん、一番ボリュームがあるのは検索エンジンの部分で、様々なアルゴリズムが登場します。アルゴリズムの登場の仕方が段階的なので読み進めやすくなっています。「○○という問題があります。」→「△△でこれを解決できます。」→「次は●●という問題があります。」→「▲▲でこれを解決できます。」といった具合です。

プログラムで実装するためにアルゴリズムを説明する場合は細かいことまで説明した方が便利です。しかし、この本ではアルゴリズムの重要なアイディアだけを抜き出して図も使いながら説明しているため、アルゴリズムのコンセプトを理解しやすくなっています。注釈に参考文献が載っているのも嬉しいところです。もっと詳しく知りたいときは参考文献の方をあたることができます。

まとめ

検索エンジンについてのオススメの本を紹介しました。

検索はこれからもっと重要に、そして便利になっていくでしょう。例えば、kdmsnrさんが若い頃はかわいかったことを検索することがもっと重要に、そして便利にできるようになるかもしれませんね。

タグ: Groonga

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2011-04-17

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