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東京〜札幌間の勉強会参加時にLCCで安価に移動する際の注意点

横山です。この週末にオープンソースカンファレンス2015 Hokkaidoに参加してきたのですが、その際に交通手段としてLCC(格安航空会社)を利用したので、感想と注意点についてレポートしたいと思います(OSC本編のレポートは後日書く予定です)。

往路(山手線〜成田空港)

LCCは主に羽田空港ではなく成田空港を利用しています。例えば、JR山手線大塚駅からだと、山手線日暮里駅まで約10分、日暮里駅から京成電鉄のスカイライナーに乗り換えて約40分、乗り換え時間を含めても合計1時間ほどで国内線の発着駅である空港第2ビル駅に着きます。日暮里から空港第2ビルまでは無停車で直通なので快適です。そのため、意外なことに羽田空港までと比べて所要時間はほとんど変わりませんでした(出発駅と乗り換え時間によってはむしろ早く着く)。

ただし、スカイライナーは20〜40分間隔で運行しているのと、スカイライナーはIC運賃1,235円(きっぷ運賃1,240円)の他に特急券1,230円が必要です。スカイライナーを使わない場合、京成本線のアクセス特急や快速特急の成田空港行に乗れば特急券が不要なので安く済みます(停車駅が多い分、30分ほど到着が遅くなります)。

往路(成田空港〜新千歳空港)

行きの航空会社はジェットスターを使いました。Webで出発の10日ほど前に予約したのですが、曜日や時間帯によって運賃にばらつきがあるのは他の航空会社と変わらないようです。金曜日の午後は比較的安かったので、14:55発の便にしました。

ジェットスターなど多くのLCCには、基本運賃に上乗せすることでオプションを付けることができるシステムがあります。例えば、日時変更手数料が安くなったり、座席指定ができたり、大きな荷物を預けやすくなったりします。今回はそういったオプションは利用せず、基本運賃のみで片道7,300円でした。

また、ジェットスターを含むLCCの発着場は成田第2ターミナルではなく第3ターミナルにあるので、電車や車で行く場合はターミナル間を約500メートル歩かなければなりません。バスやタクシーであれば直接第3ターミナルに行くことも可能です。なお、第3ターミナルにも売店や食事コーナーはあります。

レストラン・ショップ | 成田国際空港第3ターミナル

私が乗った便は特に座席が狭かったり運行が遅れたりといったことはなく、無事に新千歳空港へ到着しました。

復路

帰りの航空会社はバニラエアを使いました。ジェットスターと同じくLCCです。前の便の到着が遅れたため、30分ほど遅れての出発になりました。ただ、この日は羽田空港でも1時間ほど遅れた便があったようなので、LCCだから遅れたというわけではないのかもしれません。運賃は安い最終便(定刻20:10発)を選んだので6,870円でした。注意点としては、あまり遅い時間になると成田空港から東京への脱出が難しくなります。具体的には、23:00頃までなら電車やバスで脱出できますが、それ以降はタクシーくらいしか選択肢がないようです。最終便は安いので選んでしまいがちですが、そういったリスクがあるのを考慮しておく必要があります。

まとめ

東京から札幌の勉強会に参加したり、札幌から東京の勉強会に参加する際に、LCCを使って安価に移動する際の注意点をまとめました。手続きや乗り心地などはほとんど気にならなかったのですが、夜の便で成田空港到着が遅れた場合のリスクが一番の注意点かなと感じました。スケジュールに余裕があってその点が問題にならない場合にはLCCも有力な選択肢になりそうです。