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【クリアコードのワーケーション2023】宮城県松島町

クリアコードで、コードを書く以外の仕事をいろいろしている吉本です。

普段フルリモートで、日々の業務に携わっているクリアコードでは、2023年6月1日(木)~6月2日(金)+3日(土)でワーケーションを実施しました。

この記事では、コロナ禍で完全フルリモートになってから初めて開催された本イベントの開催までの経緯とふりかえりをざっとまとめました。のちに思い出すための記録をオープンにしています。

はじめに

クリアコードでは、コロナ禍の前から、社員のライフスタイルの変化に合わせて柔軟に勤務形態が変えられる環境が整っていました。コロナ禍をきっかけに、事務所規模を縮小し、フルリモートで業務を行うようになりました。

リモートへの移行は、大小さまざまな問題が起こりがちですが、クリアコードでは大きな問題なく実行されました。段階的に移行していたこと、ソフトウェア開発に必要な様々なツールがオンラインで利用可能な環境になっているため、業務的に大きな問題がなかったことが大きかったと思います。また、コミュニケーションの点でも、社員全員がオフラインで一緒に仕事がしたことのある顔見知りであったことが、スムーズな移行につながったと思われます。

一方で、クリアコードでは2021年以降に数人の新入社員を迎えいれました。(私もその一人です。)時節柄、歓迎会を開くことは難しく、そもそも居住地も各地に離れているため、なかなか直接集まる機会がないままに、数年が過ぎました。

(個人的には)フルリモートで、新しい職場になじんでいくのは、出社型で職場になじむよりも、神経がすり減るように感じました。理由は、「相手のリアクションが見えない」ことのような気がしています。対面しているときに感じる相手の空気感や、視界に入る表情がないことが、なかなかストレスになっていた気がします。フルリモートの会社に勤めたことで、自分がどれだけ視覚や感覚情報で人間関係をすすめていたかを思い知りました。

そして、2023年になり、満を持して社員を集めてオフラインの会を行う計画を企画・準備をすることになりました。私以外にも、オフラインでなじみたいという希望者もいましたし、毎年社員旅行をしている会社だったのでそろそろやる?みたいな空気で始まりました。

社内でたぶん、そういう仕事(企画とか、旅行手配とか)が得意だと自負できそうなので、企画準備に立候補しました。

企画

目的設定

企画をするにあたり、まずはワーケーションの目的を考えました。それにより、やることも変わるはずだからです。

そもそも、ワーケーション1とはどんなものかというと、一般的には、下記の4つがあるそうです。(参考:観光庁ウェブページ 新たな旅のスタイル ワーケーション&ブレジャー -はたらく・やすむ・いきる-

  1. 休暇型-福利厚生型(有給休暇を活用してリゾートや観光地等でテレワークを行う)
  2. 業務型-地域課題解決型(地域関係者との交流を通じて、地域課題の解決策を共に考える)
  3. 業務型-合宿型(場所を変え、職場のメンバーと議論を交わす)
  4. 業務型-サテライトオフィス型(サテライトオフィスやシェアオフィスでの勤務)

このページはあくまでも、ワーケーションで地域に交流人口をつくっていくためのサイトであり、ワーケーションをしたい企業だけではなく、受け入れをしたい自治体向けの情報ものせているものだったので、実際にワーケーションを実施しているフルリモートIT企業の記録や、人事系のサイトのワーケーションのすすめのような情報も合わせて収集しました。

結果、クリアコードの目的は「社員の交流をする(顔を見て知り合いになる)」「クリアコードに入ってよかったと思ってもらう(福利厚生の社員旅行的位置づけ)」「会社をいい感じにするためにおこなっている取り組みに関連してオフラインで議論を交わす(いちおう合宿型)」となりました。

行先選定

クリアコード社員は、全国各地にちらばっているので、まずはみんながそれなりに行きやすい場所で、過去には福利厚生2の社員旅行もあったので、それも加味して観光地でワーケーションの設備があるところ・・・ということで場所を選定し日本三景のひとつ宮城県松島町に行くことに決まりました。宮城県松島町では、ワーケーションの受け入れのための様々な取り組み3をされています。

日程選定

企画が本格的に動き出したのが、3月頃。クリアコードの年度締めが6月末。5月はゴールデンウィークで営業日が少ない。梅雨に入る前なら季節的にも良いはず。

あとは、月初に社員全員であつまり会社をいい感じにするミーティングをするのでそれをオフラインでやれればよいじゃない。ということで、6月初旬になりました。

準備

目的、行先、日程が決まれば3つの条件を合わせて、宿泊場所を「松島プチホテル びすとろアバロン4さんに決めて、交通手段を確認し、必要な予約などを行いました。とはいえ、全社員で10人という小規模なこと、各地から人が集まるかたちになるため、交通の手配は個人にお任せてしてて、主にホテルとのやり取りとレストラン関係の予約でした。関東からの出発は多かったのでそのメンバーとは、大宮駅で集合することにして主な準備を終えました。

スケジュールも細かく決めずに、かなりふわっとしたままで、1日目に宿に集合、宿で夕ご飯。そして、2日目にみんなで議論を交わす。という内容でした。

議論する内容や、方向性はざっときめていたもののそのほかの時間についてもかなりふわーっとしていて、いま思えばもう少し突き詰めておいても良かった気がします。(昔からいる社員的には「社員旅行はこんな感じ」のイメージがあったようでしたが、今回は、社員旅行ではなくワーケーションだったので、絶妙な違いがあったような気がしています。)

実際の出来事とふりかえり

色々あったので、箇条書でまとめると・・・

  • 現地最終参加人数:6人(今年は天候が・・・。参加できなかったメンバーには、福利厚生として宮城のお土産詰め合わせを届けました。)
  • 1日目は移動が基本で、とにかく親睦を深めました。クリアコードでは、週に一度は社内コミュニケーションのための雑談会の時間があったりしますが、やっぱりオフラインでご飯をたべながら話すといろいろな情報がでてくるものだなと思いました。
  • 2日目は、天気が悪かったこともあり、業務中心で、オフラインで集まりつつスピーカーマイクでリモート組もつながって、会社をいい感じにする議論をしました。
  • 2日目のランチは牛タンでした。
  • 3日目は、朝食後帰宅組と観光組に分かれて行動しました。観光組は、松島→塩竃の遊覧船に乗船した後に、鹽竈神社へ参拝し、海鮮丼をたべて、リモート組へのお土産を吟味して解散しました。お土産はメジャーな宮城限定品などは含まない、とてもユニークなセレクションになったと自負しています。
  • やったことは、福利厚生(松島観光+美味しいご飯) 5割+業務型(合宿) 5割。
  • 合宿みたいなことをしたい場合は、もう少しアクセスを考えるのがよさそうでした。全社員からの均等な距離よりアクセスを優先すべき時もあるようです。
  • 週末にすると、家族参加はしやすいという指摘がありました。
  • オフラインとオンラインでミーティングするためには、良いスピーカーマイクが大切だとわかりました。またミーティングスペースの広さや、天井の高さも重要そうです。(狭く低い方が音声品質が上がる。)
  • ワーケーションするときはインターネットの帯域の強さも大切です。

まとめ

個人的には、たくさんの人と仲良くなれてすごく満足しました。参加した人たちは軒並み関係を深められた気がしています。おいしいものをたくさん会社のお金で食べさせてもらえたので、会社がもっと好きになりました。

今回は、色々な事情で全員揃うことはできませんでしたが、めげずに全員そろってなにかやるチャンスを作れるようにしていきたいと思いました。

あと、新入社員がふえたらそろそろ歓迎会は開こうかなと思いました。 もちろん、ご本人の意向を尊重しますが、基本的にフルリモートだからこそ、最初は顔をあわせて「よろしくおねがいします!」ができたほうが、いろいろ都合がよいんじゃないかなぁと思っています。

ということで、こういったイベントもあるクリアコードで働くことに興味がある方は採用情報をぜひご確認ください!

さいごに思い出の松島を貼っておきます。(ホテルから見えました。写真の腕が悪くて曇って見えるので、遊覧船からみた写真もおいておきます。) view from the hotel view from the boat

  1. ワーケーションは、アルファベット表記する際に日本workationと海外workcation/work-cationで綴りに諸説あるようです。個人的にはworcationだと思っていたが、政府のページがworkationだから、workationかという気持ち。

  2. 2013年のクリアコードの福利厚生についてのククログ記事は働く環境としてのクリアコード(福利厚生編)。そろそろ更新記事をかかなくては。

  3. トラベルボイス記事 宮城県松島町、ワーケーション取り込みに向けて環境整備

  4. 松島プチホテルびすとろアバロンさんは、松島町のワーケーション記事に掲載されていたホテルです。“びすとろ”なだけあって、ごはんがとても美味しかったです。こじんまりしていて、結果としてクリアコード以外のワーケーションのお客様もいなかったので、ミーティングルーム利用など含めてとても良かったです。ホテルの感じが、某サウンドノベルゲームのペンションぽくて勝手に盛り上がっていました。