ククログ(9)

debパッケージからneedrestartの挙動を抑制する方法

先日 fluent-package v5.2.0をリリースしました。

v5.2.0の注目に値する機能として、対応しているバージョンのパッケージ間でダウンタイムなしのアップグレードが実現できるという点があります。 (つまり、v5.2.0にアップグレードした後、その次のバージョンに改めて更新するときにダウンタイムなしでパッケージを更新できるということです。)

この機能を実現するためには、パッケージ更新時のサービスの挙動を制御し、意図しないタイミングで勝手にサービスがリスタートされないようにする必要がありました。 本記事では、サービスのリスタートに関連するneedrestartの機能をパッケージ側から抑制する方法について説明します。

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Firefoxのサポート期限の調べ方

Firefox・Thunderbirdの法人向けサポートサービスをご提供している関係で、「Firefoxのバージョン何々のサポート期限はいつまでなのか?」という趣旨のお問い合わせを頂くことがあります。

様々な意味に取れる「サポート期限」という言葉ですが、ここでは「Firefoxの特定のメジャーバージョンについて、セキュリティアップデート(マイナーアップデート)が提供される期間」を指します。このサポート期限は、公式には明確な日付で記載されることがなく、具体的な日付を知るにはいくつかの情報を元に演繹する必要があります。この記事では、オフィシャルに示されている情報からFirefoxのサポート期限を読み取る手順をご紹介します。

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デバッグ情報が分離されていてもaddr2lineでソースコードの位置を特定する方法

Rubyが好きなのにRubyよりCやC++を書いている時間の方が長い須藤です。Cで書かれたプログラムのデバッグに便利なaddr2lineをデバッグ情報が分離されたファイルに対して使う方法を説明します。

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Fluentdのコンテナイメージをタグを打つだけでデプロイできるようにした方法

先日、Fluentdのv1.18.0をリリースしました。

v1.18.0の変更点についてはFluentd v1.18.0をリリースに関する記事を参照していただくとして、 このリリースから、Docker Hubで提供しているコンテナイメージの提供方法を改善し、 GitHubでリリース用のタグを打つことで、コンテナイメージをDocker Hubへとデプロイできるようにしました。

本記事ではどのようにしてそのしくみを実現したのかについて概要を説明します。

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Ruby 3.4.0のcsv/fiddle/rexml/stringio/strscan/test-unit

Rubyの開発に参加している須藤です。そろそろRuby 3.4.0がリリースされるので私がメンテナンスしているdefault gem/bundled gemの変更点を簡単に紹介します。

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pg_regressは期待値ファイルを複数指定できる

PostgreSQLにいくつかパッチを投げている須藤です。パッチのレビューの中で、PostgreSQLのリグレッションテストツールpg_regressに今まで知らなかった機能があったことを知ったので紹介します。

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PGroongaの演算子に新しいデータ型のサポートを追加する方法

最近、PGroongaの演算子を改良した堀本です。 今回、正規表現を用いた検索で使う演算子に新しいデータ型のサポートを追加したので、どうやって追加したかを紹介します。

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Groonga: パトリシアトライのキーをデフラグ

Groongaの開発をがんばっている阿部です。

最近はパトリシアトライのキーをデフラグする機能を実装したのでその機能について紹介します。

(わかりやすさを優先するため説明を割愛している部分や厳密には正確ではない説明も含まれますがご了承ください。)

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PostgreSQL Conference Japan 2024 - ADBC: Connecting PostgreSQL with Analytics #pgcon24j

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Fluentd v1.18.0をリリース

こんにちは。Fluentdチームの藤田です。

2024年11月29日にFluentd v1.18.0をリリースしました。 本リリースではゼロ・ダウンタイムによるリスタートを主な機能として追加しました。 また、いくつかの機能拡張と不具合の修正が含まれます。

本記事ではFluentd v1.18.0の変更内容について紹介します。

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