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The Art of Readable Code

2011年11月に「理解しやすい、読みやすいコードはどのように書けばよいか」という内容の本がO'Reillyから出版されました。(英語です。)

The Art of Readable Code: Simple and Practical Techniques for Writing Better Code (Theory in Practice)
Dustin Boswell/Trevor Foucher
O'Reilly Media
(no price)

英語なので読む人はいないでしょうが紹介します。読みやすい英語で書かれているので、「読みやすいコードだけではなく英語の勉強にも興味がある」という人にはちょうどよいでしょう。ページ数も200ページにいかないぐらいとコンパクトにまとまっています。

さて内容ですが、第一部が「SURFACE-LEVEL IMPROVEMENTS」です。見た目をよくしようという話です。具体的な内容は読んでもらうとして、まず、見た目のよさから入っているところが「わかっている感」をだしていますね。

読みやすいコードにするテクニックはいろいろありますが、まずは見た目が整っていないと、どんなにテクニックを駆使していても読みづらくなってしまうものです。どんなにすっきり設計できているプログラムでも、インデントが崩れていたり、ピンとこない名前や省略しすぎた名前を使っているコードは読みづらくなってしまいます。長すぎるメソッドも見た目が悪いですね。

よいコードを書くためのもっと重厚な本はいくつも出版されていて、これだけは読んでおけ!と言われている本もいくつもあります。(この本の参考文献でもいくつも挙げられています。)ふつうのステップでは、まずこの本を読んで助走をつけてから他の本を読むとよい、ということになりそうです。

しかし、逆に他の良書と呼ばれている本を読んでからこの本を読む、あるいは、これまでたくさんコードを書いてきて自分なりにこうした方がよいというのができている人が読む、というのもよいでしょう。というのは、この本を読むことで、あなたが忘れかけていたことやあなたが知らない間にやっていたことに気づくことができるはずだからです。そうすれば、あなたがやっている「よいコードを書くためのこと」をより上手に他の人に伝えることができるようになっているはずです。また、「よいコードを書くために大事なこと」だとわかっているけど面倒だったり何かしら理由をつけて実践していないことがあるのなら、それを気づかせてくれるでしょう。

とはいえ、やはり英語だとなかなか読む気にならないことでしょう。そんなあなたにうれしいお知らせがあります。7月あたりにあの角さんの訳で翻訳版が出版されるそうです。楽しみですね。

さぁ、忘れてもよいコードを書きましょう。

2012-03-05

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