2025年12月19日にLTS版 Fluent Package v5.0.9をリリースしました。 Fluent Package v5 LTSは2025年末までのサポートを予定しており、 Fluent Package v5.0.9はv5 LTSの最後のバージョンとなります。
本記事では、Fluent Package v5.0.9の変更内容を紹介します。
Fluent Package v5.0.9
Fluent Package v5.0.9では、以下の改善を行いました。
- 同梱のFluentdをv1.16.10からv1.16.11に更新
この記事では、Fluent Package v5.0.9の主な変更点を詳しく解説します。
変更内容の詳細
同梱のFluentdをv1.16.10からv1.16.11に更新
Fluentd v1.16.11では以下の修正が含まれています。
- out_forward: 不安定なネットワーク環境下でTLSを使用した場合に特定の条件下で出力が停止する問題を修正
- 不安定なネットワーク環境下において、TLS確立後のforwardプラグインの接続処理中に通信が途絶えた場合、 out_forward の接続処理が無限ループに陥り、ログの出力が停止してしまう問題がありました。 既存の hard_timeout パラメータの設定値をこの接続処理にも適用し、 タイムアウトによって処理を中断・復旧できる仕組みを導入しました。
関連リンク
まとめ
今回は、Fluent Package v5.0.9のリリース情報をお届けしました。 本リリースでは、長期運用環境での安定稼働を支える修正を実施しました。
Fluent Package v5 LTSは2025年末までのサポートを予定しています。 スケジュールの詳細については公式サイトをご確認ください。
ユーザーの皆さまには、 Fluent Package v6 LTSへのアップデートもご検討くださると幸いです。
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