RailsTokyo#2【sponsored by 株式会社タイミー】でActive Record ADBC adapterを紹介しつつRailsアプリで活用できそうかどうかを聞いてきた須藤です。
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目的
私はいろんな分野でRubyを使えるといいなぁと思っているので、Red Data ToolsというRuby用のデータ処理ツールを提供するプロジェクトをやっています。その一環としてRailsアプリで便利かもしれないActive Record ADBC adapterを作ったのですが、私はほとんどRailsアプリを書かないので本当に便利なのかがわかりません。ということで、Railsアプリを書いている人たちが集まっている RailsTokyo#2【sponsored by 株式会社タイミー】で紹介してRailsアプリ開発者のみなさんから便利そうかを聞いてみました。
便利そうなのか
普通にRailsアプリを書いている分には必要なさそうでした。
ただ、いくつかのユースケースでは便利になる可能性がありそうでした。
RDBMSではなくオブジェクトストレージにApache ParquetやCSVでデータを集めているケースでは便利になりそうです。ADBC経由でDuckDBを使ってオブジェクトストレージから高速にデータを取得できるからです。
Google BigQueryを使っているケースでも便利になりそうです。現状では、Google BigQueryに大量データを高速に入れるためにはRailsアプリとは別にツールやミドルウェアを整備しないといけないそうですが、それがActive Recordのレイヤーで実現できると管理対象が減るからです。
外部のBIツールにサマリーデータを提供するところでも便利になりそうですが、各種BIツール向けのADBCドライバーが整備されてからじゃないとそんなに便利にならなそうです。
jokerさんからはいろいろ参考になる話を聞けました。ありがとうございました!
RailsTokyoのことはhahondaさんに教えてもらいました。助かりました!
まとめ
これまで集めていた情報だとそんなに便利じゃなさそうな気がしてきていたのですが、便利そうなケースもありそうでした。Google BigQueryといい感じに使えるかはまだ試していなかったのでそのあたりからやっていきます。