ククログ(2) - クリアコード

ククログ(2)

Fluentd Update - Fluentdとパッケージの最新動向についてOSC 2024 Online/Springで発表しました

林です。

2024年3月1日・2日に開催されたOpen Source Conference 2024 Online/Springにおいて、「Fluentd Update - Fluentdとパッケージの最新動向について」と題した発表を林・福田の両名で行いました。 1日目のC会場にて実施した発表内容を紹介します。

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fluent-package不具合情報 - Windows版で環境によってはFluentdワーカープロセスの起動ができないことがある

クリアコードはFluentdを利用する法人様に向けてFluentdのサポートサービスを提供しています。そのサービス内容の一つとして、Fluentdで何らかの不具合があってお客様に重大な影響が懸念される場合に、(契約形態にも依りますが)プッシュ型で情報をお知らせするサービスも提供しています。

今回、fluent-packageやtd-agentが環境によってはワーカープロセスを起動できない問題があることが発覚しましたので、その情報をククログでも紹介します。

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Fluentdを動かしてみよう!

こんにちは。Fluentdのメンテナーの福田です。

Fluentdは、様々なデータソースからデータを読み込み、様々な出力先へ転送することができる便利なフリーソフトウェアです!

今回は、Fluentdに興味がある、触ってみたい、という方向けに、Fluentdを手元で動かす方法を紹介します。 RPMパッケージ、DEBパッケージ、MSI(Microsoft Windows Installer)を使ってパッケージ(Fluent Package)をインストールする方法と、ソースコードから起動する方法の2種類を説明します。

ユーザーとして機能を確かめてみたい、という方や、Fluentdやそのプラグインの開発に興味がある、という方は、ぜひご覧ください。

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dbus-sendを利用して既存のFirefoxプロセスでサイトを開く方法

Firefoxのプロセスが既に起動している場合、新たにFirefoxを起動しようとすると、既に起動している方のプロセスにてコンテンツが表示されます。

その一方で、同一のプロファイルを指定してFirefoxを追加で起動しようと試みた場合など、そのままでは既に起動しているプロセスにてコンテンツを開かせることができない場合もあります。 すでにFirefoxが起動中だが、応答しない旨のエラーメッセージが表示され、Firefoxを終了し別プロファイルを利用するようにうながされます。 このような挙動になるのは、プロファイルを保護するためにロックがかけられている状態になっているためです。

今回は、GNU/Linux環境下においてそのような場合でも既存のプロセスでタブを開けるように、dbus-sendをどのように利用するとよいかを説明します。

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フィヨルドブートキャンプ様とOSS Gateワークショップをコラボ実施しました!

OSS Gateのワークショップの企画・実施をここ1年ほど担当している福田です。

OSS Gateは、OSS(オープンソースソフトウェア)開発に参加する「入り口」を提供する取り組みです。 フリーソフトウェアを推進する活動の一貫として、クリアコードはOSS Gateの活動に参加しています。 普段から定期的にワークショップを開催して、参加する方々にOSS開発を体験してもらっています。

今回、フィヨルドブートキャンプ様から素敵なコラボ企画をいただき、OSS Gateオンラインワークショップ - フィヨルドブートキャンプ特別版を2023年9月30日に実施しました。 この記事では、このコラボ企画について紹介します。

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Win32 app isolationでアプリケーションを分離する方法

はじめに

ChronosというChromiumベースの業務ブラウザの開発をしている橋田です。 2023年6月14日、MicrosoftからWin32 app isolationという環境分離技術が発表されました。

今回このWin32 app isolationについて調査したので、使い方について紹介していきたいと思います。

なお、2023年12月現在、Win32 app isolationはOpen Previewであり、使用方法について今後変更される可能性があります。

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fluent-package v5への更新【Fluentd.org記事翻訳】

今回の記事は、2023年7月に英語でリリースされたUpgrade to fluent-package v5 1の翻訳記事になります。

  • 2023年8月にリリースされたFluent Package及びFluent Package LTS(Long Term Support)の説明
  • 更新の手順
が含まれています
  1. Written with Apache Licence 2.0 http://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0. Copy rights 2023 Fluentd project. 内容を日本語に翻訳。

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PostgreSQL Conference Japan 2023 - Apache Arrow Flight SQLでPostgreSQLをもっと速く! #pgcon23j

なんともう2ヶ月前になってしまったのですが、PostgreSQL Conference Japan 2023Apache Arrow Flight SQLでPostgreSQLをもっと速く!という話をしてきた須藤です。

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WebExtensionsのNative Messaging Hostが動作しなくなる問題と、その予防方法

結城です。

先日、当社製ThunderbirdアドオンのFlexConfirmMailList Addons in Windows' Programs(以下、LAWP)について、「これらを同時に使用するとFlexConfirmMailが動作しなくなる」というお問い合わせを頂きました。 調査の結果、この現象はアドオン開発時に使用するNative Messagingという機能の使い方に起因するものであったことが分かりました。

この記事では、主に開発者向けの情報として、トラブルシューティング事例としてこの不具合の原因調査の過程を紹介しつつ、FirefoxおよびThunderbirdのアドオンの開発時のNative Messaging使用時の注意点を説明します。

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利用しているgemと互換性のあるRubyのバージョンを調べる方法

はじめに

パッケージにRubyおよび必要なgemがバンドルされている場合、メジャーアップグレードにともない、バンドルされているRubyの処理系のバージョンも更新されていることがあります。

パッケージにバンドルされているgemのみ使用している場合には問題になりませんが、追加で必要なgemをインストールしている場合には、採用しているgemが新しいパッケージにバンドルされている処理系で動作するのかを知りたいことがあります。

今回は利用しているgemと互換性のあるRubyのバージョンを事前に調べる方法を紹介します。

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