ククログ(3) - クリアコード

ククログ(3)

Firefoxのポリシー設定のExtensionsとExtensionSettingsの使い分け

結城です。

Firefoxのポリシー設定には、名前も役割も非常に似ているExtensionsExtensionSettingsという2つの設定があります。 この度、これらの違いについてお客さまからお問い合わせを頂く機会がありました。

この記事では、この両者をどう使い分けるのか、どちらを使えばよいのかを解説します。

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Debianパッケージの更新によりPCが起動しなくなったときの復旧事例

はじめに

Debianには開発コードネームがsidとよばれる、いわゆる不安定版(unstable)があります。 sidの成果がテスト版や将来の安定版へと反映されていくしくみになっています。

不安定版とはいっても、それなりに開発・テストがなされているので、そうそう致命的な問題を踏むことはありません。1

今回は、非常にごく稀ではあるものの、不幸にもそのような不具合を踏んでしまった場合からの復旧手順を紹介します。

  1. 筆者はDebian sidのデスクトップ環境を周囲の影響もあり常用しています。不具合がないとはいいませんが、起動しなくなるほどの致命的な問題を踏み抜くことは非常にまれです。

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FirefoxのDisableThirdPartyModuleBlockingポリシーとSKYSEAの競合と、その回避

結城です。

Firefox 110以降(ESR版ではFirefox ESR115以降)において利用可能になったポリシー設定の1つに、DisableThirdPartyModuleBlockingがあります。 この度、SKYSEAを導入されているお客さまの環境でこのポリシー設定を有効化しようとして、SKYSEAとの間で互換性の問題が発生しました。 以下、このポリシー設定がどのような意味を持つ物なのか、SKYSEAとどのように競合するのか、そして、競合をどのようにすれば回避できるのかを解説します。

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Apache Arrow Flight SQL adapter for PostgreSQL 0.1.0リリース! #ApacheArrow #PostgreSQL

2023年9月14日時点でApache Arrowコミット数1位の須藤です。Apache Arrow本体の開発もがんばっているのですが、それとは別に、PostgreSQLにApache Arrow Flight SQLでアクセスできるようにするPostgreSQLの拡張機能も開発しています。昨日、その拡張機能Apache Arrow Flight SQL adapter for PostgreSQLの最初のバージョン0.1.0をリリースしたので自慢します。

このプロダクトはRubyKaigi 2023の発表の最後の方で少し自慢していたプロダクトです。

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Thunderbird 102利用者に贈る、Thunderbird 115の変更点

結城です。

去る7月11日、Thunderbird 115がリリースされました。 現在の最新版は、8月30日付けでリリースされたThunderbird 115.2.0となっています。

前のメジャーバージョンであるThunderbird 102は現在もまだサポートが継続しており、Thunderbird 102が自動更新を通じてThunderbird 115に更新されるようになるのは、Thunderbird 102のサポートが終了してからとなります。 具体的には、Firefox ESR102のサポートが終了する9月26日以降になると見込まれます。

Thunderbird 115での変更点は、法人運用に大きく影響する物、影響が軽微な物、変更を元に戻せる物・戻せない物、変更が強制的に適用される物・されない物、管理者側で制御できる物・制御できない物など、様々な項目があります。 この記事では、Thunderbird 102を運用中の法人ご担当者さま向けに、Thunderbird 115での代表的な変更点をご紹介します。

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Firefoxサイドバーへのショートカットキーを無効化する方法

林です。

Firefoxでは、サイドバー(履歴、ブックマーク)へショートカットキーを使ってアクセスできるようになっています。 本記事では、便利そうに思えるサイドバーへのショートカットキーをあえて無効化する方法を紹介します。

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ビルドしたバイナリーが使われないときはldd/otool

C/C++を使って開発することも多い須藤です。

C/C++を使って開発をしている場合、手元でビルドしている開発用のバージョンとリリースされてパッケージ化されたバージョンが同一環境に混在することがあります。たとえば、Groongaを開発していると、自分でビルドしたGroongaとaptでインストールしたGroongaが混在することがあります。そのような場合、手元でビルドしたバージョンを使っているつもりでもパッケージでインストールしたバージョンが使われてしまって「なぜ手元での変更が反映されないのだ。。。」となってしまいます。このような場合はldd/otoolを使って問題を切り分けていくことができるのでその方法を紹介します。

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メールのやりとりとRedmineチケットを紐付けてタスクの状況を半自動で管理する

結城です。

以前、当社でのRedmineを使った技術サポートサービスの運用効率改善事例において、当社のサポートサービスでのお客さまとのやり取りは原則としてメールベースで行っていることと、トラッキングのためのRedmineチケットを使用していること、その両者を関連付けるThundebrirdアドオン「RedThunderMineBird Plus」を使用して問い合わせの取りこぼしやミスを減らすようにしていること、などをご紹介しました。

この中で、受信メールからのチケット起票・更新を自動化する物としてRedmine plugin email importer(以下、「Email importer」と表記します)をご紹介しましたが、運用の仕方の見直しによって、チケット運用の負担がさらに下がりました。 本記事では、Email importerの概要と使い方を改めて紹介します。

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MFCアプリケーションのUI開発(初級レベル)

最近、ChronosというChromiumベースのWebブラウザの開発をしている橋田です。

ChronosはMFCで作成されています。 今回、Chronosに新しいダイアログを追加しました。 Visual Studio + MFCでのUI開発に初めて対応したため、MFCでのUI開発方法について得た知見を紹介したいと思います

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Chromium Embedded Frameworkへのコントリビュート体験談

最近、ChronosというChromiumベースのWebブラウザの開発をしている橋田です。仮想化ソリューションと組み合わせて、Windows環境で動作する仮想化アプリとして提供するプロダクトです。

Chronosでは、Chromiumブラウザを自作のアプリケーションに組み込むためのフレームワークである「Chromium Embedded Framework」を使っています(以降「CEF」と表記)。

先日、Chronosの開発を通じて、CEFに簡単な機能追加のパッチを提供しました。 今回はその体験を元に、CEFへのコントリビュートの流れを紹介します。

後半には、さらによくわかる特別コンテンツ(?)もありますのであわせてどうぞ。

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