ククログ(46)
グループポリシーでエンタープライズの証明書を配布した場合、IE(Edge)では閲覧できるページがFirefoxではエラーで閲覧できない場合があります
Firefox ESR52以降のバージョンは、security.enterprise_roots.enabledをtrueに設定しておく事で、Active Directoryのグループポリシー機能を使って配布された証明書をFirefoxに自動的にインポートできます 1。また、Firefox ESR60ではグループポリシー経由である程度の設定の制御も行えるようになりました。以前のバージョンのFirefoxでは証明書のインポートや管理者による設定の制御にはCCK2や独自形式の設定ファイルなどを別途用意する必要がありましたが、Firefox ESR52以降では設定も証明書の管理もActive Directoryのグループポリシーに一元化できるようになったという事で、Internet Explorer(およびその後継ブラウザであるEdge)をメインで運用しつつFirefoxも併用するという使い方をしやすくなってきていると言えます。
-
なお、この機能はActive Directoryを運用していない環境でも、Windowsのレジストリを編集することで動作の検証が可能です。 ↩
db tech showcase Tokyo 2018 - MySQL・PostgreSQLだけで作る高速あいまい全文検索システム #dbts2018
db tech showcase Toyo 2018で話すことを事前に宣伝をしておきたかったけど間に合わなかった須藤です。
Markdownで書いたテキストをPDFに変換してドキュメントを作成する方法(テンプレート活用編)
はじめに
以前Markdownで書いたテキストをPDFに変換して納品用ドキュメントを作成する方法としてテキストから納品用のPDFを作成する方法を紹介しました。 今回は、前回のやりかたとはちょっと趣向を変えて、既存のテンプレートを活用してドキュメントを作成する方法を紹介します。
fcitx-mozcの入力モードを外部プロセスから制御する
はじめに
何年か前に、とある案件で「fcitx-mozcの入力モードを自分のアプリケーションから制御したい」というご要望をお客様から承りました。そのときに、fcitx-dbus-statusというFcitx用アドオンを実装して、このご要望にお応えしました。
Apache Arrowの最新情報(2018年9月版)
Apache ArrowのPMC(Project Management Commitee、プロジェクト管理チームみたいな感じ)のメンバーの須藤です。
Debian Maintainerになるには
はじめに
クリアコードの林です。 今回は、Debianパッケージのメンテナンスに関わる上で、Debian Maintainerになるための方法を紹介します。
fluent-plugin-elasticsearchのSnifferクラスについて
はじめに
fluent-plugin-elasticsearchはよく使われているプラグインの一つです。 このプラグインをメンテナンスするためには、Fluentdの知識だけでなく、Elasticsearchが今後どのようになっていくかも知っておく必要があります。 また、このプラグインはRed Hat社がメンテナンスしているOpenShiftのログコンポーネントの一部としても使われています。
fluent-plugin-elasticsearchのHTTPバックエンドを切り替えられるようにするには
はじめに
fluent-plugin-elasticsearchはよく使われているプラグインの一つです。 このプラグインをメンテナンスするためには、Fluentdの知識だけでなく、Elasticsearchが今後どのようになっていくかも知っておく必要があります。 取り掛かりとして、fluent-plugin-elasticsearchの構造をまず軽く説明します。fluent-plugin-elasticsearchのElasticsearchのAPIリクエストは自前で実装しているのではなく、elasticsearch, elasticsearch-api, elasticsearch-transportというgemに依存しています。それぞれ、ElasticsearchのRubyクライアントライブラリをカプセル化して共通のインターフェースで使用できるようにgem化したもの、APIリクエストをgem化したもの、HTTPリクエストの方式をgem化したものです。