Fluentd
Fluentdの日本コミュニティ向けのXアカウント開設のお知らせ
こんにちは。Fluentdの開発やメンテナンスに参加している藤田です。
Fluentd公式のブログでの情報発信やGitHubのIssuesでのやりとりなどは、主に英語を使用しています。
この度、もっと日本のユーザーの皆さんと直接繋がり、開発の現場からタイムリーな情報をお届けしたいと考え、日本コミュニティ向けのXアカウントを開設し、日本語での情報発信を始めることにしました!
fluent-logger-rubyで並列にログをFluentdに送信する方法
こんにちは。Fluentdチームの藤田です。
今回はfluent-logger-rubyという、Rubyプログラムから手軽にログをFluentdに送信するためのライブラリを取り上げます。
Rubyには並列処理を手軽に扱えるparallelというライブラリがあり、マルチプロセスまたはマルチスレッドで処理が行えるようになります。
これらを組み合わせて、並列的にfluent-logger-rubyでログを送信したときに問題なくログが送信できるか調べてみました。 実装次第では受信データが破損するケースがあるため、注意が必要です。
LTS版 Fluent Package v5.0.6をリリース
2025年2月14日にFluent PackageのLTS(長期サポート)版の最新バージョンであるv5.0.6をリリースしました。
本リリースでは、Windows向けにいくつかの改善を行っています。
本記事ではFluent Packageの変更内容について紹介します。
Fluentdでレコードを分割するプラグインの紹介
クロスプラットフォームで動作し、オープンソースであるデータ収集ソフトウェアとしてFluentdがあります。 Fluentdはさまざまな用途にあわせてプラグインにより機能を拡張できます。 多くのプラグインが開発されているのは、要件を満たすべく新規にプラグインが開発される事例があるためです。
Fluentdで収集したログは、Fluentd内部ではイベントという形で処理されます。 イベントはタグと日時、レコードから構成され、収集されたデータはレコードに詰め込まれます。
発生したログをアーカイブ目的のため手を加えずになんらかの外部サービスに保存するだけということもありますが、 レコードに詰め込まれたデータの加工が必要となる場合が多々あります。
Fluentdでは非常に多くのプラグインが開発されてきているので、レコードを分割するという目的だけでも専用のものがいくつかあります。 今回はそのようなプラグインの中から、Fluentdサポートの一環として、お客様の要望に応じて新規でプラグインを開発した事例を紹介します。
Fluentd: Inputプラグインをゼロダウンタイム・リスタート機能に対応させる方法
こんにちは。Fluentdのメンテナーの福田です。
2024年12月14日にリリースした Fluent Package v5.2.0 では、ゼロダウンタイム・リスタートおよびアップデートの機能を追加しました。
この機能では、in_udp
, in_tcp
, in_syslog
, の3種のInputプラグインの動作を止めずに、リスタートやアップデートを行うことができます。
本記事では、Fluentdのプラグイン開発者向けに、その他のInputプラグインをこの機能に対応させる方法について紹介します。
Fluent Package v5.2.0 リリース - ゼロダウンタイム・アップデート
こんにちは。Fluentdのメンテナーの福田です。
2024年12月14日に Fluent Package v5.2.0 をリリースしました。
本リリースでは、ゼロダウンタイム・アップデート機能を追加しました。 これによって、今後のバージョンではリスタートやアップデートをゼロダウンタイムで実行できるようになります。
この記事では、メンテナーの観点から Fluentd の最新パッケージの動向を詳しく解説します。
Fluentdのコンテナイメージをタグを打つだけでデプロイできるようにした方法
先日、Fluentdのv1.18.0をリリースしました。
v1.18.0の変更点についてはFluentd v1.18.0をリリースに関する記事を参照していただくとして、 このリリースから、Docker Hubで提供しているコンテナイメージの提供方法を改善し、 GitHubでリリース用のタグを打つことで、コンテナイメージをDocker Hubへとデプロイできるようにしました。
本記事ではどのようにしてそのしくみを実現したのかについて概要を説明します。
Fluentd v1.18.0をリリース
こんにちは。Fluentdチームの藤田です。
2024年11月29日にFluentd v1.18.0をリリースしました。 本リリースではゼロ・ダウンタイムによるリスタートを主な機能として追加しました。 また、いくつかの機能拡張と不具合の修正が含まれます。
本記事ではFluentd v1.18.0の変更内容について紹介します。
LTS版 Fluent Package v5.0.5をリリース
2024年11月14日にFluent PackageのLTSの最新版となるv5.0.5をリリースしました。
本リリースでは、パッケージでいくつかの修正が行われています。
本記事ではFluent Packageの変更内容について紹介します。
いざというときに備えてWindowsのイベントログを収集・保存しておく方法
システム管理者にとって、セキュリティインシデント発生時など、原因究明・問題解決のために必要な情報をすばやく収集・分析する必要があります。
Windowsにおいては、イベントログが監視や監査という観点からは重要なログといえるでしょう。 Windowsイベントログにもいくつか種類があり、セキュリティ監査の観点からはアカウントの ログオン等の情報が得られるので、Windowsのセキュリティイベントログが保存されていると有用です。1
そこで、まだそこまでしくみを整備できていない人のために、今回はいざというときに備えてWindowsのセキュリティイベントログを収集・保存しておく方法を紹介します。
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Windowsのセキュリティイベントログの内容は、グループポリシーの監査ポリシーや、フォルダの監査設定によってもかわってきます。推奨される監査ポリシーは監査ポリシーの推奨事項 を参照してください。 ↩