Fluentd v1.15.2 と v1.15.3 のリリースについて
SupabaseでマネージドなPGroongaを使える!
PGroongaはPostgreSQLで高速に全文検索するための拡張ですが、 Amazon RDS や Azure Database for PostgreSQL などのマネージドなPostgreSQLでは使えませんでしたが 2022-12-16 からSupabase がPGroongaをサポートしました。
これによって、マネージドなPGroongaを使うことができます!
世界最大の日本語音声コーパスと音声認識モデルをリリースしました
昨年から レアゾン・ホールディングスさん の音声処理研究のお手伝いをしていました。 本日、無事にローンチ(一般公開)できたので、 今回のプロジェクトについて書きます。

GObject Introspectionによるバインディングの(ほぼ)自動生成
前回、Mesonを使ってGObject Introspection対応のビルドシステムを構築する方法の記事で、Mesonを使ってGObject Introspection対応のビルドシステムを構築する基本的な方法を、milter managerというメールフィルタを管理するための自由ソフトウェアを事例に説明しました。
GObject Introspectionに対応することで、RubyやPythonなどのバインディングを(ほぼ)自動で生成できます。 milter managerは、これによって生成したPythonバインディングを利用することで、Pythonでmilterを作るためのライブラリーを提供できるようになりました。
今回は、GObject Introspectionによるバインディングの生成と利用について紹介します。
メールフィルタープラグインであるmilterをPythonで簡単実装! - milterを動かしてみよう編
前回と前々回の記事では、milter managerというメールフィルタを管理するための自由ソフトウェアを、GObject Introspectionに対応させてバインディングを生成することについて紹介しました。
milter managerは従来からRubyでmilterを作るためのライブラリーを提供してきましたが、今回のGObject Introspection対応によって、Pythonでmilterを作るためのライブラリーも提供するようになりました。
今回は、milter managerの機能を使ってPythonで書いてみます。 また、書いたmilterを実際に動かす方法も紹介します。
メールフィルタープラグインであるmilterをPythonで簡単実装! - milterを実装できるようになろう編
以前の記事で、milter managerというメールフィルタを管理するための自由ソフトウェアを、GObject Introspectionに対応させてバインディングを生成することについて紹介しました。
milter managerは従来からRubyでmilterを作るためのライブラリーを提供してきましたが、今回のGObject Introspection対応によって、Pythonでmilterを作るためのライブラリーも提供するようになりました。
前回の記事では、実際にPythonで書いたmilterを動かしてみることについて紹介しています。
今回は、milter managerの機能を使ってPythonでmilterを作る方法について詳しく紹介します。
なお本記事の内容は、milter manager v2.2.5についての説明になります。
第二回クリアコード・万葉合同ボウリング大会
付け焼刃のボウリング講座を受けて、概念と理想だけを詰め込んで第二回合同ボウリング大会に参加した吉本です。
2020年の第一回合同ボウリング大会に続いて、しばらくぶりの開催でした。
YAPC::Kyoto 2023:Perlと全文検索エンジンGroongaでMySQLのデータを高速に全文検索する #yapcjapan
2023年03月19日(日)にYAPC::Kyoto 2023が開催されます。 「Perlと全文検索エンジンGroongaでMySQLのデータを高速に全文検索する」という題名で、PerlとGroongaを使ってMySQLのデータを高速に全文検索する方法を紹介します。
Firefoxでウェブからダウンロードしたファイルの扱いを指定する方法
はじめに
Firefoxにはダウンロードしたファイルをどのアプリケーションで扱うか指定するためのポリシーがあらかじめ用意されています。 そのため、特定の拡張子のファイルを任意のアプリケーションで開くようにあらかじめカスタマイズする、というようなことができます。
今回は、Firefoxでウェブからダウンロードしたファイルの扱いをポリシーを使ってカスタマイズする方法を紹介します。
【採用関連情報】クリアコードの会社説明会 ver.2023
おすすめ.ssh/config設定
はじめに
つい先日、GitHubのRSA SSHホスト鍵が突如差し替えられるという一件がありました。
詳細に関しては識者による解説に委ねますが、ちょうどタイムリーな話題だったので、SSHをより安全に利用するという観点でおすすめ設定についていくつか紹介します。
なお、クリアコードではSSH以外にもおすすめzsh設定やおすすめEmacs設定という記事も公開しているので参考にしてみてください。
2023年5月11日更新:StrictHostKeyCheckingをyesにする場合の安全なknown_hostsの更新方法について追記しました。
フリーソフトウェア・OSS開発プロジェクトでよく見られるブランチ運用
結城です。
GitやGitHubといった便利なツール、Git FlowやGitHub Flowなどのブランチ運用ルールが普及したことで、今では「初めて入社した会社でGitを教わり、GitHub Flowで開発を覚えました」という方も多いのではないでしょうか。
それらのブランチ運用ルールに比べて簡素なブランチ運用として、トランクベース開発(Trunk Based Development)と呼ばれるスタイルがあります。 そのブランチ運用のあまりに簡素な様子に、GitFlowやGitHub Flowなどに親しんできた方は驚かれる場合もあるようです。
当社ではGitLab.comのclear-codeのグループやGitHubの同名グループ、あるいは個々のプロジェクトごとのグループなどで、フリーソフトウェア開発プロジェクトのリポジトリを公開しています。 また、メンバー個々人も個人で開発しているソフトウェアを同様に公開していることがあります。
この記事では、それらのリポジトリで採用していることが多い1トランクベース開発において、具体的にどのようなブランチ運用を行っているかを図を交えてご紹介します。 (特別に何か優れた運用を行っているから紹介するというわけではなく、社内向けの説明資料としての性質が強い記事です。)
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具体例としては、GroongaやFluentd、milter managerなどが該当します。 ↩
「クリアコードで働く」私のビフォーアフター
2023年1月に入社した屋代(ヤシロ)です。初の記事となります。
入社するまでと入社してからの「ビフォーアフター」を紹介します。
結果から述べますと、新しい職場を探し始めた時に希望していたことのほぼすべてが実現しました。 互いの需要と供給がマッチした幸運にも恵まれ、気持ちよく、快適に仕事をしています。
Fluentd v1.16.0 と v1.16.1 をリリースしました!
こんにちは。最近Fluentdのメンテナーになった福田です。
2023年4月17日にFluentdの最新版となる v1.16.1 をリリースしました。 2023年3月29日にリリースした v1.16.0 と合わせて、その内容をメンテナーの観点から解説します。
なお v1.16.0 では設定次第でFluentdが起動に失敗するという問題があるので、 v1.16.1 をご利用ください。
Open Build Serviceを利用してパッケージを公開する方法
はじめに
自由なソフトウェアを開発・配布する際、パッケージを作成し、独自にリポジトリを公開するということがあります。 導入障壁を下げ、より多くの人に使ってもらいやすくするという意味では有用です。 その反面、aptやdnfコマンドでパッケージをインストールできるようにするために、リポジトリの公開まですべて自前で頑張ろうとするのはなかなか大変です。
そこで、パッケージの作成や配布のサービスを提供しているOpen Build Serviceのインスタンスを利用する方法を紹介します。(本記事は、debやrpmといったパッケージをビルドしてみたことがある人を想定しています)
トランクベース開発での競合の解消の仕方
結城です。
1つ前の記事では、フリーソフトウェア・OSS開発プロジェクトで採用されていることの多いブランチ運用スタイルである「トランクベース開発」の概要を紹介しました。
どのようなブランチ運用を取っていても、チームでの開発で複数人で並行して作業していると、変更同士が競合1しがちです。 しかし、競合を解消する方法をインターネットで検索して、見つけた記事に書かれたコマンドをやたらめったらコピペ実行しても、期待した結果を得られなかったり、ともすれば作業の成果を失ってしまったりもします。 競合を解消するためには、それぞれのブランチがどのような関係にあるかを正確に把握した上で、的確に操作しなくてはなりません。
この記事では、トランクベース開発で運用されているGitリポジトリで起こりやすい競合の場面のそれぞれについて、競合を解消するための考え方と具体的な手順を解説します。
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例えば双方が同じファイルの同じ行を変更していた場合、行単位で変更を管理するGitではどちらの変更を先に適用しても支障が生じるため、何らかの解決が必要です。また、変更した行が極めて近接している場合も、Gitは双方の変更をうまく1つにまとめられず、解決が必要になることがあります。このような状況は「衝突」や「コンフリクト」とも言い、ここでは「競合」に統一することにします。 ↩
研鑽Rubyプログラミング
Rubyコミッターの須藤です。
2023年4月に「すでにRubyをよく知っている」人向けの書籍研鑽Rubyプログラミングが出版されました。私はRubyをよく知っているので読む資格があるはず!
事前情報:RubyKaigi 2023 - Ruby + ADBC - A single API between Ruby and DBs #rubykaigi
RubyKaigi 2023でRuby + ADBC - A single API between Ruby and DBsというADBCの話をする須藤です。RubyKaigi 2023での私の話をより理解できるようになるために簡単に内容を紹介します。2023-04-27に開催されたSMSさん主催のRubyKaigi 2023 予習イベント ~推しトーク紹介~でもちょっと紹介しました。
なお、クリアコードはシルバースポンサーとしてRubyKaigi 2023を応援しています。
プレゼン資料の画面共有中にデモ用の端末の画面を安全に映したい!
結城です。
コロナ禍以後、オンラインでの会議や技術イベント登壇の機会が増えました。 登壇時の発表は大抵の場合、自分が操作しているPCの画面を共有して配信する形で行うことになります。
このとき、ただ漫然と画面全体を共有してしまうと、社外秘の文書や、プライバシー情報を含むメッセージの通知など、人に見せてはいけない情報までもが画面共有されてしまう恐れがあります。 画面共有での「意図しない情報が参加者に見えてしまう」事による情報漏洩リスクについて、皆さんはどのように対策を取っているでしょうか?
当社のメンバーが関わる場面でよく登場するプレゼンツールRabbitのバージョン3.0.1以降には、プレゼン発表のウィンドウ内に端末の画面を埋め込む機能が含まれています。 デモンストレーションの内容が端末エミュレータ上での操作だけで済む場合、この機能を使えば、誤配信による情報漏洩のリスクを低減し、より安全にライブデモを行えます。 この記事では、この機能の具体的な使い方をご紹介します。
WebExtensions用Native Messaging HostをmacOS向けに安全に配布する
結城です。
Firefox、Thunderbird、Google Chrome、Microsoft Edgeなどのアプリケーション用の拡張機能(WebExtensions)は、セキュリティ上の制限のために、任意のローカルファイルへのアクセスや外部の任意のプロセスの起動といった処理を行えません。 そういった処理が必要な場合は、処理を代行する小型のネイティブアプリケーションであるNative Messaging Hostを別途開発して、API経由で実行する1必要があります。
当社のメール誤送信対策製品「FlexConfirmMail」のThunderbirdアドオン版も、一部の機能でNative Messaging Hostを使用しています。 このNative Messaging Hostは今までWindows用の物のみを提供していましたが、当社の法人向けThunderbirdサポートサービスのお客さまからのご要望に基づいて、FlexConfirmMail 4.1.5からはmacOS用のバイナリも提供するようになりました。 この過程で、macOS向けにNative Messaging Hostを頒布する際の知見が溜まったため、その要点を簡単に解説します。
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Native Messaging Hostだけは例外的に、ネイティブアプリケーションであってもAPI経由で起動できるようになっています。 ↩
RubyKaigi 2023 - Ruby + ADBC - A single API between Ruby and DBs #rubykaigi
配信画面に機密情報を映さないための対策
Groongaという全文検索エンジンの開発に参加している橋田です。
Groongaでは、YouTubeチャンネルを開設しており、毎週火曜日にYouTube Liveを開催しています。
このような外部向けの配信には、機密情報を配信に映してしまうという情報漏洩のリスクがあります。 このリスクの対策をクリアコード社内で検討したため、今回その結果を紹介したいと思います。
ウェブサイトのクリックジャッキング攻撃対策: iframeによる読み込みを防止する方法
こんにちは。普段使っているウェブサイトやメールなどの仕組みをもっと分かるようになりたい福田です。
このたび、会社のセキュリティ対策の一環として、iframe要素からこのウェブサイトを読み込むことができないようにしました。
私はこういった内容に詳しくないのですが、良い勉強の機会だと思って詳しい人に教えてもらいながらやってみました。
このウェブサイトの公開にはApacheを使っているので、.htaccessファイルを使って設定を行いました。
この記事では、私のようにこういった内容に興味はあるけれど詳しくない、という人向けに今回行った内容を紹介します。
Groongaのポスティングリストの圧縮方法をPForDeltaからRoaring bitmapsに変更しようと検討したけどPForDeltaのままにした
全文検索エンジンGroongaを開発している須藤です。
爆速OLAPデータベースであるClickHouseが全文検索インデックスを実装したというブログ記事の中で「ポスティングリストの圧縮には最先端のRoaring bitmapsを使った」と書いていました。そんなによいものならGroongaのポスティングリストでも使おうかと思って検討してみたのですが、Groongaのユースケースではサイズ・速度ともに現在のPForDeltaの方が優れていたのでRoaring bitmapsは導入しませんでした。ただ、結果セットで使うにはよさそうな気がするので、おいおいそのユースケースでも検討したいです。
ククログのタグ紹介
クリアコードでコードを書く以外の業務をしている吉本です。
「クリアコードのことをもっと知ってもらえるようにする」ことも業務の一つなので、クリアコードの知識の詰まったククログ記事をTwitterで紹介しています。
今回は、ちょっと増えてきたククログのタグについて、どんな記事があるのかを紹介します。特定のソフトウェアなどについてを検索してたどり着いた方に、タグから同じ題材の記事をもっと読んでもらえたらよいなと思っています。
【クリアコードのワーケーション2023】宮城県松島町
クリアコードで、コードを書く以外の仕事をいろいろしている吉本です。
普段フルリモートで、日々の業務に携わっているクリアコードでは、2023年6月1日(木)~6月2日(金)+3日(土)でワーケーションを実施しました。
この記事では、コロナ禍で完全フルリモートになってから初めて開催された本イベントの開催までの経緯とふりかえりをざっとまとめました。のちに思い出すための記録をオープンにしています。
Thunderbirdを既定のクライアントに設定しても他のアプリからOutlookが起動され続けてしまう問題を解消する
結城です。
当社のThunderbirdサポートのお客様から、「Thunderbirdを既定のメールクライアントに設定しようとしているのに、既定のクライアントにならない」というお問い合わせを頂きました。
Thunderbirdの設定画面から既定のメールクライアントに設定する操作を行ったり、Thunderbirdを再インストールしたり、あるいはWindowsの設定でmailto:の関連付け先をThunderbirdに設定したりしたにもかかわらず、Office 365(デスクトップアプリ版)のExcelでドキュメントを「共有」しようとすると、ThunderbirdではなくOutlookが起動されてしまう、という状況です。
この記事では、問題の解決方法と発生原因を説明します。
Thunderbirdで特定のメールフォルダーが重複表示されたり内容が表示されなくなったりする問題の原因と回避策
結城です。
先日、Thunderbirdをお使いのお客さまから「旧PCから新PCにThunderbirdのユーザープロファイルを移行したところ、一部のメールフォルダーが重複して表示されるようになった」とお問い合わせを頂きました。
調査の結果、残念ながら詳細な原因の特定には至りませんでしたが、現象発生時の詳しい状況と回避策については明らかにできました。 そこで、同様の現象に遭遇された方向けに情報を公開したいと思います。
トランクベース開発での複雑な競合の解消の仕方
結城です。
1つ前の記事では、「トランクベース開発」のスタイルで開発する場面において、自分が中央リポジトリーにコミット権を持っているときの、競合状態の発生とその解消の流れを紹介しました。 これは、会社に所属して自社の開発プロジェクトに参加する場合や、OSS開発プロジェクトの一員として開発を行う場合によく見られる光景です。
その一方で、多くの人にとって実際に「OSS開発に関わる」場面は、プロジェクトのリポジトリーへのコミット権を持たない外部のコントリビューターとして関わる場合の方が主ではないでしょうか。
そのような状況でのトランクベース開発においては大抵、中央リポジトリから自分の管理下の場所にフォークしたリポジトリを、ローカルでの作業の成果のプッシュ先やマージリクエスト(プルリクエスト)の起点とする、という運用が必要になります。 1つ前の記事での運用と比べると、関係するリポジトリが1つ増えるため、ブランチ操作がさらに複雑になり混乱しやすいです。 この記事では前の記事の発展として、このような場面でのトランクベース開発のブランチ操作の流れを紹介します。
Chromium Embedded Frameworkへのコントリビュート体験談
最近、ChronosというChromiumベースのWebブラウザの開発をしている橋田です。仮想化ソリューションと組み合わせて、Windows環境で動作する仮想化アプリとして提供するプロダクトです。
Chronosでは、Chromiumブラウザを自作のアプリケーションに組み込むためのフレームワークである「Chromium Embedded Framework」を使っています(以降「CEF」と表記)。
先日、Chronosの開発を通じて、CEFに簡単な機能追加のパッチを提供しました。 今回はその体験を元に、CEFへのコントリビュートの流れを紹介します。
後半には、さらによくわかる特別コンテンツ(?)もありますのであわせてどうぞ。
MFCアプリケーションのUI開発(初級レベル)
最近、ChronosというChromiumベースのWebブラウザの開発をしている橋田です。
ChronosはMFCで作成されています。 今回、Chronosに新しいダイアログを追加しました。 Visual Studio + MFCでのUI開発に初めて対応したため、MFCでのUI開発方法について得た知見を紹介したいと思います
メールのやりとりとRedmineチケットを紐付けてタスクの状況を半自動で管理する
結城です。
以前、当社でのRedmineを使った技術サポートサービスの運用効率改善事例において、当社のサポートサービスでのお客さまとのやり取りは原則としてメールベースで行っていることと、トラッキングのためのRedmineチケットを使用していること、その両者を関連付けるThundebrirdアドオン「RedThunderMineBird Plus」を使用して問い合わせの取りこぼしやミスを減らすようにしていること、などをご紹介しました。
この中で、受信メールからのチケット起票・更新を自動化する物としてRedmine plugin email importer(以下、「Email importer」と表記します)をご紹介しましたが、運用の仕方の見直しによって、チケット運用の負担がさらに下がりました。 本記事では、Email importerの概要と使い方を改めて紹介します。
ビルドしたバイナリーが使われないときはldd/otool
C/C++を使って開発することも多い須藤です。
C/C++を使って開発をしている場合、手元でビルドしている開発用のバージョンとリリースされてパッケージ化されたバージョンが同一環境に混在することがあります。たとえば、Groongaを開発していると、自分でビルドしたGroongaとaptでインストールしたGroongaが混在することがあります。そのような場合、手元でビルドしたバージョンを使っているつもりでもパッケージでインストールしたバージョンが使われてしまって「なぜ手元での変更が反映されないのだ。。。」となってしまいます。このような場合はldd/otoolを使って問題を切り分けていくことができるのでその方法を紹介します。
Firefoxサイドバーへのショートカットキーを無効化する方法
林です。
Firefoxでは、サイドバー(履歴、ブックマーク)へショートカットキーを使ってアクセスできるようになっています。 本記事では、便利そうに思えるサイドバーへのショートカットキーをあえて無効化する方法を紹介します。
Thunderbird 102利用者に贈る、Thunderbird 115の変更点
結城です。
去る7月11日、Thunderbird 115がリリースされました。 現在の最新版は、8月30日付けでリリースされたThunderbird 115.2.0となっています。
前のメジャーバージョンであるThunderbird 102は現在もまだサポートが継続しており、Thunderbird 102が自動更新を通じてThunderbird 115に更新されるようになるのは、Thunderbird 102のサポートが終了してからとなります。 具体的には、Firefox ESR102のサポートが終了する9月26日以降になると見込まれます。
Thunderbird 115での変更点は、法人運用に大きく影響する物、影響が軽微な物、変更を元に戻せる物・戻せない物、変更が強制的に適用される物・されない物、管理者側で制御できる物・制御できない物など、様々な項目があります。 この記事では、Thunderbird 102を運用中の法人ご担当者さま向けに、Thunderbird 115での代表的な変更点をご紹介します。
Apache Arrow Flight SQL adapter for PostgreSQL 0.1.0リリース! #ApacheArrow #PostgreSQL
2023年9月14日時点でApache Arrowのコミット数1位の須藤です。Apache Arrow本体の開発もがんばっているのですが、それとは別に、PostgreSQLにApache Arrow Flight SQLでアクセスできるようにするPostgreSQLの拡張機能も開発しています。昨日、その拡張機能Apache Arrow Flight SQL adapter for PostgreSQLの最初のバージョン0.1.0をリリースしたので自慢します。
このプロダクトはRubyKaigi 2023の発表の最後の方で少し自慢していたプロダクトです。
FirefoxのDisableThirdPartyModuleBlockingポリシーとSKYSEAの競合と、その回避
結城です。
Firefox 110以降(ESR版ではFirefox ESR115以降)において利用可能になったポリシー設定の1つに、DisableThirdPartyModuleBlockingがあります。
この度、SKYSEAを導入されているお客さまの環境でこのポリシー設定を有効化しようとして、SKYSEAとの間で互換性の問題が発生しました。
以下、このポリシー設定がどのような意味を持つ物なのか、SKYSEAとどのように競合するのか、そして、競合をどのようにすれば回避できるのかを解説します。
Firefoxのポリシー設定のExtensionsとExtensionSettingsの使い分け
結城です。
Firefoxのポリシー設定には、名前も役割も非常に似ているExtensionsとExtensionSettingsという2つの設定があります。
この度、これらの違いについてお客さまからお問い合わせを頂く機会がありました。
この記事では、この両者をどう使い分けるのか、どちらを使えばよいのかを解説します。
Debianパッケージの更新によりPCが起動しなくなったときの復旧事例
#RedmineJapan で「今日から参加できる!OSS開発」という講演を行いました
結城です。
去る2023年7月7日に開催されたREDMINE JAPAN vol.3において、招待講演枠で「今日から参加できる!OSS開発」と題した講演を行いました。 当日の発表内容を改めてご紹介します。
Apt 1.6で導入されたJSONフックを活用する方法
はじめに
Aptには1.6からJSON-RPCを利用してフック処理を後付けで動かす仕組みがあります。 ここで利用されるJSONフックはプロトコルの仕様がドキュメント化されており、最新バージョンは0.2となっています。
今回は、このJSONフックプロトコルを利用して、事前にバグレポートがあがっているパッケージを知るためのアイデアを紹介します。
PyArrow 0.14.0から14.0.0にはデータ読み込み時に任意のコードを実行できる脆弱性があるから対応してね! CVE-2023-47248
Apache ArrowのPMCメンバーの須藤です。
2023-11-09にPyArrow 14.0.1がリリースされました。このバージョンでは「Apache Arrowファイル・Apache Parquetファイル読み込み時に任意のPythonコードを実行できる」という脆弱性を修正しています。信頼できないファイルを読み込むような使い方をしている人はすぐに対応してください。自分が作ったファイルを自分で読み込むというように信頼できるファイルのみを読み込んでいる場合はこの脆弱性は問題になりません。
なお、この脆弱性はPyArrowのみで発生し、Apache ArrowのC++実装やRubyバインディングなど他の言語用のライブラリーでは発生しません。
事例紹介 - PGroongaで異体字検索をいい感じに!
トピックスでも触れていますが、国文学研究資料館様向けのサポートサービスで、国文学研究資料館様が運用している国書DBの改良を行いました。 どんな問題があって、どんな改良をしたかについては、トピックスに記載のある動画で紹介していますので、そちらを見ていただければと思います。
この記事では、動画で紹介しきれなかった問題点、解決策の詳細について記載します。
Firefoxの更新後にWebサービスのデスクトップ通知が表示されなくなった場合の対処法
結城です。
最近、Firefoxを更新されたお客さまから「LINE WORKSの通知が表示されなくなった」というお問い合わせを頂きました。 詳しく調査したところ、これはFirefox 107以降での仕様変更が影響しており、通知を表示するにはFirefoxの設定を変更する必要があると分かりました。 本記事では、調査の経緯ならびにその結果判明した設定内容について解説します。
なお、本記事で取り上げるのはLINE WORKSでの事例となりますが、他のWebサービスでも同様のトラブルが発生する可能性がありますので、参考にして頂ければ幸いです。
世界の先駆者!?に聞いたOSS「肉の日リリース」の話
2023年入社組の屋代です。テストとドキュメントのエンハンスメントを中心に担当しています。
- ドキュメント上の更新日付を相談したら「肉の日リリースの29日で」と即答された
- 社内チャットに「ラピッドリリースサイクル」の話題が出た際、「肉の日リリースのパクリ」と発言があった
ことが相次いで関心がにわかに高まり、創業メンバーの1人である足永さんに話を聞く機会を作ってもらいました。
名付けて「肉の日サロン」です。
#OSSummit Open Source Summit Japan 2023にてFluent Package LTSについて発表しました
2023年12月5日、Open Source Summit Japan 2023において、「New Chapter of Fluentd, Rebranding and New Release Cycle (LTS)」と題して Fluentdの長期サポートを提供するためのパッケージに関する発表を行いました。 当日の発表内容を改めて紹介します。
「脱オープンソース」が起こっている今、企業はどのようにオープンソース開発に関わるべきか
結城です。
近年、「オープンソースからの離脱」の事例が度々観測されています。 記憶に残る大きなニュースでは、2018年から2019年にかけてのRedis、MongoDBなどのプロジェクトの相次ぐライセンス変更がありました。 最近も、HashiCorp社がTerraformを非オープンソースライセンスに変更したことが話題となりました。 オープンソースからの離脱というわけではありませんが、RedHat社がRedHat Enterprise Linux(RHEL)のソースコードリポジトリの一般公開を取りやめて、ソースへのアクセスを自社のサポートサービス契約者のみに限定した事も、この流れと無関係ではないでしょう1。
このような状況を見ていて、「オープンソースって、もうアカンの? これからはSource Available?」「業務でオープンソース開発プロジェクトにコミットメントしても大丈夫なの? 将来性はあるの?」といった不安を抱いている人もいるのではないかと、オープンソース開発に参加していきたい企業のお手伝いを業務で行っている筆者は憂えています。
それがただの杞憂であればいいのですが、もしかしたらそういう方が本当におられるかもしれないので、今日はそのような切り口から「企業がオープンソース開発に関わる際に今考える必要がある事」を解説してみようと思います。
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GPLであってもソースの開示義務があるのはソフトウェアの使用者に対してのみであって、「誰でも自由にアクセスできるようにソースを公開する」義務はありません。ソースを公開している多くのケースは、「使用者に限定して、求めに応じてソースにアクセス可能とする」ためのコストが割に合わないからそうしているに過ぎません。 ↩
Fluent Package v5.0.2リリース - in_tailプラグインの重大な不具合の修正
こんにちは。Fluentdのメンテナーの福田です。
2023年11月29日に Fluent Package の最新版となる v5.0.2 をリリースしました。
Fluent Package とは、コミュニティーが提供している Fluentd のパッケージです。 2023年7月28日に、それまでコミュニティーが提供していたパッケージである td-agent v4 の後継として、 Fluent Package v5.0.0 をリリースしました。 今回のリリースは、そのパッチバージョンリリースになります。
この記事では、 Fluent Package について基本的なことを紹介しつつ、 Fluentd の最新動向をメンテナーの観点から説明します。 特に、このリリースでは、in_tailプラグインがエラーなく収集を停止してしまう、という重大な不具合を修正しています。 この不具合の性質と対策について重点的に解説します。
Open Source Summit Japan 2023に参加してきました!
2023年12月4日~6日にかけて開催された、Open Source Summit Japan 2023に、クリアコードメンバーが「New Chapter of Fluentd, Rebranding and New Release Cycle (LTS)」と題して Fluentdの長期サポートを提供するためのパッケージに関する発表をすることになったので、応援&勉強を兼ねて参加してきました。